「勉強を習慣にしたいけど、忙しくてできない…」
「社会人として教養を深めるため、勉強習慣を身につけたい」
「勉強習慣を身につけようと頑張ったけど、挫折してしまった…」
勉強や読書を習慣にしようと思うものの、実際に習慣化するとなると難しいですよね。
特に毎日仕事に追われている社会人は、心身ともに疲れている上になかなか自分の時間を作れません。
「頭ではやろうと思っているのに、いざ取り組むとなると面倒に感じる…」
あなたも、このような経験はないでしょうか。
私も典型的な「ものぐさ三日坊主人間」でしたが、今では勉強・副業・瞑想も習慣化に成功しました。
私がこうした習慣を身につけられたのは、他でもない「脳科学に基づいた正しい習慣化の方法」を実践したからです。
何かを習慣化させることは、単なる「技術(スキル)」に過ぎません。
技術である以上、正しい方法を実践すれば誰でも身につけられます。
本記事では、誰でも今すぐに実践できる、社会人が勉強習慣を身につける具体的な方法についてお伝えしていきます。
本記事を読んで実践すれば、どんなに忙しい社会人でも勉強習慣を身につけられますよ。
加えて、下記の項目についても詳しく解説しているので、勉強習慣を身につけたい社会人の方は、ぜひ参考にしてください。
本記事で解説する内容
- 社会人が勉強を続けるための2つのコツ
- 毎日の勉強が捗るおすすめの勉強タイミング
- 忙しい社会人におすすめの学習ツール3選
- 勉強を継続したい社会人が絶対にやってはいけない5つのこと
- 勉強習慣を身につけたい社会人が読むべき1冊
非常に長い内容となっていますので、目次からお好きな項目をタップして、読みたいところだけお読みくださいね。
【大前提】社会人(大人)が勉強を続けるための2つのコツ
※早く習慣化の方法が知りたいという方は、こちらをタップしてください。
社会人(大人)が勉強を続けるとなると、少々コツがいるためあらかじめ押さえておきましょう。
学生時代は「勉強」自体が仕事のようなものだったため、学校に行けば強制的に勉強せざるを得ない環境にありました。
しかし、社会人は全く違います。
社会人が勉強を続けるためには、仕事・家事、場合によっては育児をこなしながら勉強の時間を捻出し、習慣としなければなりません。
学生のように「勉強する環境」が整っていないので、自ら主体的に勉強へ取り組む姿勢が必要となるのです。
ところが、社会に出て働いている大人という立場では、勉強する環境を整えるのすら難しいという現状があります。
だからこそ、社会人(大人)である我々が勉強を習慣化させるためには、社会人ならではのコツが必要となるのです。
私は仕事・家事・育児・副業をこなしながら、毎日2時間は勉強時間を確保出来ていますが、これは下記の2点のコツを押さえているからです。
- 「社会人の勉強」に対する認識を改める
- 隙間時間を活用する
では、それぞれのコツを詳しく解説していきます。
勉強を続けるコツ1.「社会人の勉強」に対する認識を改める
勉強を継続させるコツ、というよりも、考え方のひとつかもしれません。
まずは、「社会人の勉強」に対する認識を改めましょう。
あなたは「勉強」と聞くと、どんなことをイメージするでしょうか?
- 講師の授業を聞いてノートをとる
- 講師とマンツーマンで勉強
- 参考書を開いてノートをとる
こんな感じの勉強をイメージするかもしません。
確かに、上記全ては「勉強」と考えて良いと思います。
特に社会人の勉強と聞くと、「仕事を終えて帰宅し、家事などのやるべきことを片づけてから机に向かう」というイメージが強いかもしれません。
しかし、何も「机に向かって参考書を開き、ノートをとる」ばかりが勉強ではありません。
本を読んで要点をまとめるのも勉強、オーディオブックで新しい知識を吸収するのも勉強、副業で自分のビジネスに取り組むのも勉強です。
もちろん、本業の仕事で社会経験を積むのも立派な勉強です。
社会人としてあるべき姿勢や振る舞いなどは、社会に出ているからこそ身につけられます。
まずは、勉強=机に向かうという固定観念を取り払いましょう。
これから勉強を継続するコツと共に、社会人におすすめの勉強ツールも紹介していきますが、こうしたツールを活用して勉強することも、選択肢として考えてください。
「参考書を開いてノートをとる」という旧来の方法ばかりではなく、時間がない社会人に適したツールで勉強をすると、長続きもしやすくなりますよ。
勉強を続けるコツ2.「隙間時間」を活用する
社会人が勉強を続けるコツのひとつに「隙間時間の活用」が挙げられます。
社会人は得てして「時間がない」という悩みがありますが、隙間時間を活用するだけでも、ある程度の勉強時間を確保できるからです。
後述しますが、隙間時間に勉強する方法はいくらでもあります。
例えば私が実際に行っている勉強方法としては、下記の通りです。
- スマホで情報収集する
- AudibleやKindleで読書をする
- Googleドキュメントで昨日の復習をする
Googleドキュメントとは?
オンライン上で編集・保存可能な文書を作成できる、Googleが提供するサービスのこと
私はGoogleドキュメント上に勉強した内容やビジネスのネタを書き留めているのですが、新たに自分のメモを読み返すだけでも勉強になります。
また、家事や通勤時間は本を読み聞かせてくれるオーディオブックで読書をし、仕事の休憩時間はkindleで勉強したりブログを書いたりしています。
このように、隙間時間を使った勉強はいくらでもあります。
細切れの時間を勉強に費やせば、1日1時間の勉強時間を確保するのも難しくないので、積極的に隙間時間を活用していきましょう。
隙間時間を制すれば、忙しい社会人でもある程度の勉強時間は確保できますよ。
【嫌でも続けられる】社会人が勉強習慣を身につける5つの方法
では、社会人が勉強習慣を身につける具体的な方法について解説していきます。
それぞれ、詳しく解説していきますね。
習慣化の方法1.「1日1分の勉強」を毎日する
習慣化のテクニックは他にも色々とあるのですが、1日1分の勉強を毎日続ける。ぶっちゃけこれだけやっていればOKです。
勉強や読書はもちろん、何か物事を習慣化するには、下記の2つを守っていればOKだからです。
ポイント
1.極端にハードルを下げること
2.何があろうと毎日必ず実践すること
1日1分の勉強であれば、上記の2項目を同時に満たせます。
「こんな小さい目標で効果あるの?」と思うかもしれませんが、効果は絶大です。
まず、目標を極端に小さくすることで、「勉強が面倒くさい」という心理的なハードルを下げます。
心理的なハードルが下がれば、いくら行動力に自信がなくても行動できるのではないでしょうか?
そして、実際に1分だけ勉強を始めてみます。
勉強を始めると「1分だけ」と決めたにも関わらず、1分を過ぎたあとも「せっかくなら、もっと勉強したい」と思えるようになります。
ちょっとだけ部屋の掃除をするつもりが、あれもこれも汚れが気になって、思わず他のところも掃除してしまった……という経験はないでしょうか?
あれと全く同じです。
こうした「一度始めると、もっと続けたくなる」という心理効果は「作業興奮」と呼ばれています。
よく「まずは行動しよう。やる気は後からついてくる」という言葉を耳にしますが、これは作業興奮の力を上手く利用しようという意味でもあります。
このように、1日1分だけの勉強は
- 勉強に対するハードルを下げ、行動しやすくなる
- 作業興奮により、長時間の勉強に期待できる
- 毎日続けるだけで勉強習慣が身につく
という3つのメリットがあるのです。
たかが1分、されど1分。
1日1分の勉強から始めるだけで、あなたの今後の人生が大きく変わりますよ。
ちなみに、「何か勉強したいけど、何を勉強すればいいか分からない!」という方は、下記の記事を参考にしてください。
-
【今すぐできる】大人になって勉強したくなったら、まずはこれ
「大人になって勉強したくなったけど、何を勉強すればいいか分からない…」 こんな風にお悩みではないでしょうか? 大人になって勉強したくなったら、まずはKindle Unlim ...
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習慣化の方法2.勉強までの手順を減らす
勉強を習慣化する方法として、勉強までの手順を減らすことも心掛けてください。
勉強までの手順を減らせば減らすほど、勉強に対する心理的なハードルが下がるからです。
例えば、机の上に本とノートを開きっぱなしの状態で置いておけば、「勉強しよう」と思ったときにすぐに勉強を始められます。
面倒くさいという感情が湧き起こる前に、勉強という行動を実践できるわけです。
このように勉強までの手順を減らせば、あまり行動力に自信が無くても即行動に移せるようになります。
逆に、勉強までの手順が増えると、勉強に対して「面倒くさい」という気持ちが出てきやすくなり、続かなくなります。
よくある失敗例として、「参考書とノートを本棚にしまう」というものです。
勉強道具をしまってしまうと、勉強するまでに下記の手順が必要となってしまいます。
- 本棚から参考書とノートを取り出す
- 前日までやっていたページを開く
- 勉強を始める
「勉強を始める」という行動の前に、余計な手順が2つも加わるわけです。
こうなると「面倒くさい」という感情を呼び起こし、勉強できなくなる可能性が大きくなります。
きちんと整理整頓するのは良いことなのですが、「手順を減らす」という視点からみると、あまり望ましいものではありません。
勉強までの手順を減らす目安としては、20秒以内に始められるのがおすすめです。
ハーバード大学の「幸福学」講座で講師を務めるショーン・エイカー博士の研究によると、「人間は何か物事に取り組むとき、20秒以上かかると先延ばしにする傾向がある」と言われています。
下記の本でも、詳しく触れていますよ。
20秒以上かかると先延ばしにする傾向があるということは、20秒以内に始めてしまうと、先延ばしを防げる可能性があるということです。
私としては、20秒と言わず3秒、5秒くらいで勉強を始められるのがいいかな?と思います。
取り掛かる時間が短くなれば短くなるほど、行動に移しやすくなるからです。
勉強を習慣化する際は、ただ勉強に取り組むのではなく、「どこか減らせる手順はないか?」も考えてみてください。
習慣化の方法3.毎日の記録をつける
勉強を習慣化する方法として、毎日の記録をつけるという方法があります。
記録をつけるといっても、詳細な記録をする必要はありません。
勉強できたら、その日のカレンダーに〇や×といった印をつけるだけでOKです。
カレンダーではなく、手帳に記録するのもおすすめです。
毎日の勉強を記録していると、記録を見返した時に「俺は今までこんなに頑張ったんだ」という自信にも繋がります。
勉強に慣れていないうちは「もう辞めたい」と思うときが来ますが、そんなときは今までの勉強記録が、あなたを助けてくれますよ。
記録をつける際に注意したいのが、詳細な記録をつけるのはNGということです。
詳細な記録をつけようとすると、「勉強」という習慣と同時に「記録をつける」という余計な習慣もついてきてしまうからです。
記録をつけることが重荷となって、結果、勉強に挫折する…という事態も招きかねません。
よって、記録をつける際は、カレンダーや手帳に○や×といった記号をつける程度に留めておくのがおすすめです。
習慣化の方法4.何のために勉強するのか?を明確にする
何のために勉強するのか?を明確にしておくのも、勉強を習慣化する方法のひとつです。
勉強目標があると、単純に勉強が続けやすくなるからです。
「もうやめたい」と思った時も、自分で立てた目標を見るだけでモチベーションが回復することもあります。
勉強のやる気が出ない社会人が今すぐやる気を出す方法でも書きましたが、正直勉強にやる気は要りません。
やる気はいらないのですが、明確な目標があると挫折しづらく、習慣化に繋がりやすいのもまた事実です。
なので、勉強を習慣化にする際は目標を立てておきましょう。
目標を立てる際は、単に「収入を上げたい」「英語を話せるようになりたい」ではなく、ベネフィットを想像するのがおすすめです。
ベネフィットとはマーケティング用語で「顧客が商品から得られる利益・未来」のことをさします。
習慣化においては、「自分がその習慣を続けることで得られる効果・未来」と考えてください。
例えば、勉強をする理由が「収入を上げたい」だとすると、収入が上がった結果どうなるのか?どんな未来があるのか?を明確にします。
私の場合、副業ブログを習慣化していますが、そのベネフィットは「文章だけで月収100万円を達成し、会社に縛られない生き方をすること」です。
これこそが私の行動原理であり、日頃の勉強もブログ執筆も、このベネフィットによって支えられています。
勉強も習慣も、所詮は望んだ未来を手に入れるための手段に過ぎません。
手段を目標にしないためにも、「なぜ勉強するのか?」を今一度考えて、明確なベネフィットを自分に与えましょう。
少しいい方は悪いですが、馬の目の前にニンジンをぶら下げて走らせるようなイメージです。
あなたのニンジンはなんでしょうか?
人に言えないような欲望丸出しの目標でも全然OKですよ。人目なんて一切無視です。
習慣化の方法5.よく触るアプリの隣に学習アプリを置く
勉強を習慣化する方法の一つに、「よく触るアプリの隣に学習アプリを置く」という方法があります。
よく触るアプリの隣に学習アプリを置くことで、嫌でも目につくようになり、勉強という行動を誘発しやすくなるからです。
例えば私の場合、よくやるゲームアプリの横にKindle Unlimited(キンドルアンリミテッド)のアプリをわざと置いています。
それと組み合わせて、if then プランニングを使って必ず本を読むようにしています。
if then プランニングとは?
「もし〇〇をしたら、△△をする」という、習慣化のテクニックのことです。
つまり、「もしゲームアプリを開くなら、その前に1分間本を読む」というルールを、自分に課しているわけです。
このようなルールを設定すれば、ゲームアプリに触れる前に1分間の読書ができます。
場合によっては、つい読書に夢中になって10分くらい本を読み続けることもあるほどです。
このように、if then プランニングで作ったルールを繰り返すと、無意識のうちにその行動を繰り返すようになります。
思わずスマホを触ってしまう、ゲームやSNSアプリを開くクセがある…という社会人におすすめの方法です。
1日1時間の勉強は余裕。社会人の勉強におすすめの4つのタイミング
私は1日2時間は勉強できていますが、これは決して私が優れているからではありません。
単純に、勉強時間を確保できるように、毎日の時間管理を心掛けているだけです。
1日の中で勉強に使える時間は意外とあるものですが、中でも個人的におすすめな4つの勉強タイミングについて解説していきますね。
では、それぞれ詳しく解説していきます。
朝 おすすめ度★★★★★
個人的に一番おすすめしたいのが、朝の勉強です。
社会人が朝勉強するためには早起きが必須ですが、夜に勉強するときと比べ物にならないくらいスッと頭に入ります。
そもそも、朝は脳の疲れが取れて頭がスッキリしている状態です。
それに対し夜は、1日の疲れが溜まっており、勉強に取り掛かってもなかなか集中できませんし頭に入りません。
加えて、「残業が長引く」「急な飲み会」などの突発的な出来事に時間を奪われがちで、勉強時間としては不安定な側面もあります。
以上の理由から、夜ではなく朝の方が、社会人の勉強に最適なタイミングと言えます。
とはいえ、いきなり早起きするのはめちゃくちゃきついので、まずはいつもより5分早く起きて本を読むという程度がおすすめです。
通勤時 おすすめ度★★★★☆
通勤時も、社会人の勉強におすすめのタイミングです。
「通勤時に勉強なんてできるの?」と思うかもしれませんが、オーディオブックなどの音声コンテンツを使えば簡単にできます。
見出し(全角15文字)
プロの声優が本を読み聞かせてくれるサービスのこと。
Amazonが提供するAudibleや、株式会社オトバンクが提供するaudiobook.jpなどがある。
オーディオブックを使えば、車・電車・自転車・徒歩いずれの通勤でも、簡単に読書が楽しめます。
Audibleは英語学習の教材作品も豊富なので、「隙間時間に英語を学びたい!」という方にもいいかもしれません。
私の場合、通勤時はもっぱらAudibleやaudiobook.jpを使って本を読んでいます。
主に読んでいるのは、自分のビジネスや自己啓発に関する書籍です。
私はAudibleでビジネス書を読み漁り、学んだことを愚直に実践し続けた結果、副業で月10万円稼げるまでに成長できました。
【関連記事】⇒ Audible聴き放題のおすすめビジネス書を厳選して5つ紹介
【関連記事】⇒ ビジネス書を時間の無駄にしないたった1つの方法
通勤時間は、仕事がある日は必ず発生する時間です。
令和3年の生活基本調査の結果によると、社会人の平均勉強時間はたった7分ですので、あなたが通勤時間を利用して勉強すれば、将来圧倒的な差をつけられますよ。
入浴時 おすすめ度★★★☆☆
入浴時も、社会人が勉強をするおすすめのタイミングです。
湯船に浸かる時間を有効活用すれば、体を休めながら勉強できるからです。
入浴中によく実践されている方法として挙げられるのが、湯船に浸かりながら本を読むという方法です。
私は基本的に子どもとお風呂に入っているのですが、一人で入るときもあり、その場合は必ず本を読むようにしています。
「入浴時の方が本の内容が頭に入るか?」と言われると、正直そんなことはありません。普通に本を読むのと同程度です。
ですが、毎日の入浴が「入浴 + 読書」となるため、時間を節約しながら学ぶことができます。
忙しい社会人には、非常に適しているのではないでしょうか。
なお、入浴時の読書は「本をお風呂に落としてしまう」というリスクがあることも忘れてはなりません。
私の場合、防水機能がついているKindle Paperwhite(キンドルペーパーホワイト)を使って、読書をしています。
Kindle Paperwhiteであれば、入浴中でも安心して読書ができます。
湯気で画面が曇って読みづらい…というデメリットもありますが、紙の本を持ち込むよりは安心なので、入浴時の読書・勉強に超おすすめですよ。
ちなみにKindle Unlimited(キンドルアンリミテッド)も利用すれば、月額980円で200万冊以上の本が読み放題になります。
もちろん、Kindle Paperwhite(キンドルペーパーホワイト)でも読めるので、お風呂で読書を楽しみたいあなたにピッタリのサービスです。
⇒ Kindle Unlimitedの30日間無料体験を始める
寝る前 おすすめ度★★★★☆
寝る前も、社会人におすすめの勉強タイミングのひとつです。
寝る前は邪魔が入りにくいですし、リラックスして勉強に臨めるからです。
そして何より、寝る前に暗記系の勉強をすると脳に定着しやすいというメリットもあります。
東北大学東北メディカル・メガバンク機構の教授である瀧 靖之(たき やすゆき)氏も、寝る直前に暗記もの科目に取り組むことは、脳の仕組みと非常に合致していると話しています。
寝る直前に勉強――特に暗記もの(漢字の書き取り、英単語の暗記、日本史の年号、古典の単語など)に取り組むのは、脳のしくみに非常に合致しています。このときの重要なポイントは、勉強を終えたら、「すぐに」寝ること。なるべく何もせず、「本当にすぐ」寝てください。
私たちの脳は、眠っている間にその日1日の記憶を整理し、必要なものを定着させます。つまり、勉強をした内容がきちんと脳に保存されるのは、寝ている間なのです。
寝る前に暗記系の科目を勉強すれば、「睡眠時間」すらも勉強時間になるわけですね。
私の場合、暗記科目の勉強をするというよりも、絶対に覚えておきたい本の内容を繰り返し読むようにしています。
よく、「本を読んだのに、あまり内容を覚えていない…」ということはないでしょうか?
睡眠前に覚えたい個所だけ繰り返し読むと、本当に記憶しやすくなるので非常におすすめですよ。
ただし、寝る前に計算問題を解くのはあまりおすすめしません。
計算問題を解いてしまうと、脳が冴えて眠れなくなる可能性があるからです。
睡眠の質が悪くなると、記憶の定着も悪くなります。
加えて、翌日の仕事・勉強のパフォーマンスも落ちてしまうので、ハッキリ言ってメリットはありません。
中には「寝る前に計算問題を解いた方が良い」という主張も見受けられますが、私の場合は、眠りの妨げにしかなりませんでした。
寝る前に計算問題を解くことは、合う人・合わない人がいるのかもしれません。
いずれにしても「暗記科目」を勉強するタイミングとしては非常におすすめなので、忙しい社会人の方はぜひ試してみてください。
毎日コツコツ勉強したい社会人に必須!3つの学習ツール
社会人だと毎日コツコツ勉強するのが難しいですよね。
忙しい社会人は、隙間時間を上手く活用することでコツコツ勉強できますよ。
下記は、私が実際に隙間時間の勉強に使っている3つの学習ツールです。
超おすすめ!学習ツール3選
- Audible(オーディブル)
- audiobook.jp(オーディオブック)
- Kindle Unlimited(キンドルアンリミテッド)
では、それぞれ簡単に解説していきますね。
【オーディオブック】「勉強する時間がない」という悩みが消える!
先ほどから何度か紹介していますが、耳で読書ができるAudible(オーディブル)とaudiobook.jp(オーディオブック)は、勉強したい社会人に必須のツールです。
隙間時間の勉強はもちろん、通勤や家事も勉強の時間となるため、もはや「時間が無くて勉強ができない」という悩みはなくなります。
また、ランニングや筋トレといった、他の習慣と組み合わせられるのもオーディオブックの特徴のひとつです。
まさに、「勉強する時間がない…」という社会人にうってつけの学習ツールですね。
「耳読書」を実際に行う際は、Audibleとaudiobook.jp両方を使用する必要はありません。
私は両方に登録していますが、初めて「聴く読書」を利用する場合は、どちらか一方を使ってみるのがおすすめです。
どちらも無料期間が設けられているので、まずは無料で試してみてください。
実際に使ってみて合わないと感じる場合は、すぐに退会すれば料金が発生しないので大丈夫ですよ。
【Kindle Unlimited】勉強も娯楽もこれだけでOK!
毎日コツコツと勉強するなら、Kindle Unlimited(キンドルアンリミテッド)を利用するのもおすすめです。
Kindle Unlimitedは月額980円で200万冊以上の本が読める、Amazonが提供するサービスです。
ジャンルは多岐にわたっており、話題のビジネス書はもちろん、漫画や雑誌、大人のジャンルまで読み放題となっています。
例えば、Kindle Unlimitedのベストセラー一覧はこのようになっていました。
ご覧のように、今話題の漫画、人気の雑誌、ベストセラーのビジネス書が並んでいますね。
勉強も娯楽も、Kindle Unlimitedひとつあれば解決できそうです。
Kindle Unlimitedも、Audibleと同様に30日の無料期間が設けられています。
Kindle Unlimitedは、下記のような方におすすめです。
当記事はこんな方におすすめ
- 隙間時間に読書・勉強がしたい
- たくさんの本を読んで社会人としての教養を深めたい
- なるべく安くたくさんの本を読みたい
- ベストセラー本をなるべく安く読みたい
- 小説・漫画・雑誌・ビジネス書を読みたい
⇒ Kindle Unlimitedの30日無料体験を始める
【絶対NG!】勉強を継続したい社会人がやってはいけない5つのこと
「勉強を継続したい!」という思いが強いあまり、ついやってはいけないことに手を伸ばす社会人は少なくありません。
よくある失敗パターンとしては、下記が挙げられます。
では、それぞれ詳しく解説していきます。
NG例1.いきなりハードルを高く設定する
「よし、毎日勉強を継続して人生を変えるぞ!」と思い立ったときは、非常にモチベーションが高い状態であるため、つい高いハードルを設定しがちです。
例えば「毎日10ページ参考書を解く」というのは、勉強を継続したい社会人がよくやってしまう失敗例です。
最初の数日はできるかもしれませんが、社会人特有の忙しさが積み重なると、「今日はもういいや…明日から頑張ろう」と、つい先延ばししてしまいます。
一度先延ばしをしてしまうと、次も、またその次も…と言った具合に、先延ばしの方が習慣になってしまいます。
いわゆる「挫折」というやつですね。
先述のように、勉強を継続させて習慣化するなら、ハードルを非常に低くして毎日実践するのが手っ取り早くて簡単です。
加えて、「作業興奮」という、人間に本来備わっているメカニズムも味方につけることができます。
いきなりハードルを高くするのではなく、
どんなに疲れていても、
体調が悪くても、
「面倒くさい」という気持ちが強いときでも、
達成できるくらい超低くハードルを設定しましょう。
そして、それを毎日継続してください。
ぶっちゃけ、小さい習慣を毎日継続出来ていれば、それだけで「勝ち」ですよ
NG例2.継続できなかった自分を責める
勉強を継続したい社会人の中には、継続できなかった自分を攻めてしまう方もいると思います。
しかし、継続できなかったからといって、自分を攻める必要はありません。
そもそも悪いのは「継続できなかった自分」ではなく、「習慣化のやり方」のほうだからです。
やり方が悪いのですから、やり方さえ変えればOK。単純な話ですね。
あなたも「これから勉強を習慣化させたい!」と考えていると思いますが、もし継続できなくても、一切自分を責めないでください。
精神衛生上良くないですし、やり方を変えて再挑戦すれば解決するからです。
勉強を習慣化させるためには「ハードルを低くして毎日継続すればいい」と先述しましたが、もし継続できなかったら、さらにハードルを下げることをおすすめします。
例えば、「1日1ページ参考書の問題を解く」という習慣が継続できなかった場合は、「1日1ページ参考書を開く」といった具合です。
参考書を開くだけでいいので、前の習慣よりも簡単に実践できます。
このように、習慣化に失敗したら、ハードルを低くして再度実践すればOKです。
間違っても、自分自身を責めないようにしてください。
NG例3.完璧主義になる
勉強を継続したい社会人にありがちな失敗例として、「完璧主義になる」というものがあります。
完璧主義は、お酒やタバコ、マルチタスクと同じく百害あって一利なしなので、一切おすすめしません。
こと習慣化においては、完璧主義が挫折の原因となることも少なくありません。
例えば、「今日は忙しくて勉強できなかったから、今日の分を翌日に持ちこそう…」というのが典型パターンです。
翌日になると2日分の勉強量をこなさなければならず、これが重荷と感じて挫折の原因となるわけですね。
あまり勉強に慣れていない社会人ならなおさらです。
人は思った以上に「見た目」に騙されます。
実際にやってみるとすんなり終わることも少なくないのですが、「やるべきことがこんなにある…」と少しでも思ってしまうと、途端に面倒に感じて手を付けなくなります。
勉強は完璧にやる必要はありません。
習慣化の方法も完璧にやる必要はありません。
完璧主義は一切捨てましょう。
仕事も勉強も習慣化も、肩肘張らない方が、かえって上手くいきますよ。
NG例4.休日にまとめて勉強しようとする
忙しい社会人によくある失敗例が、休日にまとめて勉強しようとするというものです。
もちろん、まとまった時間に勉強すること自体は全く悪くありません。
むしろ、とても素晴らしいことだと思います。
ですが、やはり勉強は平日・休日問わず毎日するのがおすすめです。
毎日勉強した方が習慣化しやすいですし、10分の勉強を毎日続けるだけでも、週に70分は勉強できるからです。
休日に70分勉強するよりも、毎日10分だけ勉強するほうが取り組みやすく感じるのではないでしょうか?
社会人が新しく勉強を始めるなら、やはりハードルを低くした方が継続しやすくなります。
もし、休日にまとめて勉強するほうがハードルが低く感じるという場合は、休日に勉強してもいいかもしれません。
【関連記事】⇒ 連休中の社会人に勉強をおすすめする3つの理由と継続のコツ
ですが、「毎日少しずつやった方が続けやすそう」「休日とはいえ、1日30分以上も勉強するのはキツイ」という場合は、毎日少しずつ勉強する方がおすすめです。
先述のように、まずは1分だけの勉強でOKです。
実際に勉強を始めて1分で足りないと感じたら、その日の勉強は5分、10分と勉強時間を伸ばしてみましょう。
5分、10分の時間が毎日積み重なれば、1週間・1ヵ月と時間が経つにつれ、大きな時間となりますよ。
NG例5.睡眠時間を削って勉強する
忙しい社会人がよくやりがちなのが、睡眠時間を削って勉強するという方法です。
確かに睡眠時間を削るのは簡単かつ効果的だと思いますが、ハッキリ言って全くおすすめしません。
というより、絶対にやめるべきだと思います。
睡眠時間を削るだけで、とてつもない数のデメリットがあるからです。
- 勉強・仕事の効率が落ちる
- 失敗が増える
- ストレスが溜まる
- 脳機能が衰える
- 健康に悪い
- 太りやすくなる
- ケガのリスクが大きくなる
- モテなくなる
ザっと挙げるだけでも、これだけのデメリットがありました。
忙しい社会人は、忙しいからこそ睡眠時間を削ってはなりません。
仕事の効率が落ち、余計に忙しくなるだけです。
では、どうやって勉強時間を捻出するか。
それは、優先順位の上位に「勉強」を置き、空いた時間は全て勉強に費やすことです。
社会人が勉強するのにおすすめのタイミングでも述べましたが、家事や通勤、入浴時など、活用できる隙間時間は数多くあります。
こうした隙間時間を活用するだけで、1日1時間の勉強は余裕です。
なるべくお金をかけたくないなら、Audibleやaudiobook.jpなど、どれかひとつだけ学習ツールを取り入れてみてください。
これから勉強を始めるなら、それだけでも十分ですよ。
睡眠時間を削らなくても、毎日勉強する方法は他にもいくらでもあります。
隙間時間を活用したり、自分に合った学習ツールを使ったりして、心身ともに健康を維持しながら勉強に取り組みましょう。
【これさえ読めばOK】勉強習慣を身につけたい社会人におすすめの1冊
勉強習慣を身につけたい社会人におすすめの1冊は、習慣形成のプロが書いた「習慣が10割」という本です。
※「習慣が10割」は、Audible聴き放題の対象作品ですので、無料で今すぐ聴けます(2023年1月現在)。
「習慣が10割」は、5万人を変えた習慣形成のプロフェッショナル吉井 雅之さんの著書。
⇒ No1.習慣形成コンサルタント吉井 雅之さんのオフィシャルページはこちら
この本の特徴は何といっても、習慣化の初心者でもサクッと理解できる平易な解説です。
勉強の習慣化はもちろん、ダイエット・筋トレ・貯金・ランニング・早起きなど、どの習慣にも応用できる習慣化の方法が学べます。
ずぼらでも三日坊主でも意志が弱くても、全く問題ありません。
この本で書かれているのは、脳にアプローチした習慣化の方法だからです。
ずぼらだろうが三日坊主だろうが、脳の仕組み自体は全人類なんら変わりがありません。
全員共通しているのです。
「今まで何度も習慣化に挑戦したけど、全て挫折してしまった…」
そんな方こそ、ぜひ読んでいただきたい一冊です。
この本を読んで理解し、きちんと実践すれば、もはやどんな習慣も身につけられますよ。
まさに、習慣化を学ぶための最初の一冊にふさわしい本です。
終わりに
社会人が勉強を習慣化する具体的な方法についてお伝えしました。
冒頭でも述べましたが、
何かを習慣化させることは、単なる「技術(スキル)」に過ぎませんので、きちんと実践すれば誰でも身につけられます。
「勉強習慣を身につけて人生を変えたい」とお考えの社会人は、ぜひ本記事の内容を実践して、勉強を習慣化させてみてください。
全てに取り組む必要はありません。
少しずつ、あなたが出来る範囲で取り組めば全然OKです!
焦らず着実に、少しずつ勉強習慣を身につけていきましょう。