「ビジネス書って読む意味あるの?」「ビジネス書って時間の無駄というけど本当?」という疑問に答えします。
結論から申し上げますと、ビジネス書が時間の無駄になるかは読む人次第です。
本記事では、
- なぜ、ビジネス書が時間の無駄になるのか
- ビジネス書を時間の無駄にしない対処法
- ビジネス書からは得られない情報を得る方法
について解説していきます。
本記事を読めば、ビジネス書を読んで学びを深める方法について分かりますよ。
本記事では自己啓発本とハウツー本を統合して「ビジネス書」としています。
なぜ、ビジネス書が時間の無駄になるのか
なぜビジネス書が時間の無駄になるのか?という問いに対しては、下記の2つの答えがあります。
- 行動に移せないと、学びが定着しにくいから
- ビジネス書の大半は、同じことを言っているから
では、それぞれ詳しく解説していきます。
理由1.行動に移せないと、学びが定着しにくいから
ビジネス書が時間の無駄になるかは読む人次第、とお伝えしましたが、理由は「行動が伴わないと、学んだ内容が定着しにくいから」です。
行動に移せた人は、ビジネス書の内容が実感を伴った学びに変わりますが、行動に移せなかった場合は、知識として頭に残りにくい、という違いが生まれます。
筋トレを例にとってみましょう。
筋トレの方法に関する本を毎日1冊読んでいるAさんと、筋トレの本を1冊だけ読み終え、その通りに筋トレしているBさんでは、実際に体が変わっていくのはBさんの方でしょう。
Aさんが悪いわけでは決してありません。「どうすれば完璧に筋トレできるのか」「どう動かすのが効率が良いのか」と知識を集めること自体が、なんだか安心できる作業になってしまう気持ちは、私もよく分かります。
ビジネス書もこれと同じで、読むだけで満足してしまう時期は誰にでもあります。それは怠けているわけでも、意志が弱いわけでもありません。ただ、行動に移すところまでいけると、学びがぐっと自分のものになる、というだけの話です。
本を読んでも、実際に行動へ移す人は少ない、とよく言われます。それだけ、行動に移すこと自体にハードルがある、ということでもあります。
過去の焼き直しのようなビジネス書が今もなお発売され続けていることを考えると、「読むだけで満足してしまう」という感覚は、多くの人に共通するものなのだと思います。
理由2.ビジネス書は、大体同じことを言っているから
多くのビジネス書は、大体似たようなことを言っていて、内容が重なる部分も多くあります。
同じような本を読み続けていると、すでに知っている知識をなぞるだけになり、学びが深まりにくくなることがあります。
もちろん、好きなジャンルの知識を繰り返し読むこと自体は、悪いことではありません。ただ、インプットだけで満足してしまうと、実際の変化にはつながりにくい、という側面はあります。
「そうそう、そういうことだよな」と共感できる本に出会うと、それだけで前向きな気持ちになれますよね。その感覚自体は、とても大切なものです。
ただ、その気持ちを行動につなげられるかどうかで、半年後・1年後の変化は大きく変わってきます。
大事なのは、その1冊から何を得て、何を学び、何ができるようになったのか、という部分です。
ビジネス書を時間の無駄にしない方法
ビジネス書を時間の無駄にしないためには「行動しましょう」というのが答えなのですが、これではあまりに味気がありません。
私の場合、下記の3つの点を意識しながらビジネス書を読んでいます。ぜひ参考にしてください。
ビジネス書を時間の無駄にしない3つの方法
- 学んだら小さくアウトプット
- 1冊1冊から、きちんと学ぶ
- 目的を明確にして読む
では、それぞれ詳しく解説していきます。
学んだら小さくアウトプット
ビジネス書を無駄にしない一番の方法が、学んだら小さくアウトプットすることです。
行動に移せると、ビジネス書の内容が「知っている」から「できる」に変わっていきます。
読み終えた直後は「あー、いいことを聞いた!」「よし、やってみよう!」と前向きな気持ちになりますよね。
ただ、その気持ちは時間が経つとともに薄れやすいのも事実です。1日、長くても1週間ほどで、いつもの生活に戻ってしまうことは、誰にでも起こり得ます。
だからこそ、「読み終えたら、まず小さく試してみる」ことをおすすめします。
ビジネス書には多くのノウハウが書かれていますが、全部試す必要はありません。一つだけで十分です。
「これなら今の自分でもできそうだ」と思えるものを一つ選んで、ページをめくってみてください。
例えば誰もが知るビジネス書の名著、「7つの習慣」。
私も読みましたが、全部を実践しようとすると息切れしてしまうので、とりあえず「緊急でないが重要なことに時間を割く」ということだけ実践しています。
「行動」へのハードルを低くするためにも、
- まずは一つだけ実践してみる
- 自分に出来そうなことから実践してみる
- 今の自分に必要なものだけ実践してみる
という視点で、本を読み返してみるのもおすすめです。
「これならできそうだ」と思えるものが見つかったら、まずは試してみましょう。
「それでも、なかなか動き出せない…」という日があっても大丈夫です。1日5分だけでも、十分な一歩です。
1日5分勉強するメリットがすごすぎるという記事でも述べましたが、5分だけでも積み重ねれば、少しずつ変化は生まれていきます。
1冊から何かしらの学びを得る
ビジネス書を時間の無駄で終わらせないために、1冊からでも何かしらの学びを得ることを意識してみましょう。
読んだ本から1つでも学びがあれば、それは十分に価値のある読書です。少しでも得るものがあれば、その読書は決して無駄にはなりません。
冊数を追いかけることよりも、1冊からどれだけのことを得られたかを大事にしたい、と私は考えています。
私自身、これまで数百冊の本を読んできたと思いますが、正直、読んだ数はあまり覚えていません。それよりも、その本から何を学び、何が変わったかの方が、ずっと記憶に残っています。
いくら多くの本を読んでも、行動が伴わなければ、知識だけが積み重なっていきがちです。
だからこそ、次にお伝えする「目的を明確にして読む」という視点が役に立ちます。
目的を明確にして読む
ビジネス書を時間の無駄にしないための方法として、目的の明確化が挙げられます。
ビジネス書を読む前に、「何のためにこの本を読むのか?」を明確化させるわけですね。
目的を明確にすることで、カラーバス効果が働き、読んでいるビジネス書から学びが得やすくなります。
カラーバス効果とは、特定のことを意識し始めると、それに関する情報が目に留まりやすくなる現象のことです。
例えば、「よし、転職しよう」と決意したら、今まで無意識にスルーしていた求人情報が目に入りやすくなった経験はありませんか?
このように、「〇〇について知りたい、学びたい」と目的を明確化すれば、その目的に関連する情報を得やすくなります。
人間の脳は、Google検索のような優れた情報検索機能も兼ね備えているのです。
逆に目的が明確になっていないと、読んだ内容があまり頭に入りません。ビジネス書を読んだ後に内容を思い出そうとしても、「あれ?なんかいいこと書いてたけど何だっけ?」と思い出せなくなってしまいます。
あなたもそんな経験、ありませんか?
人は誰しもカラーバス効果という優れた情報収集能力を持っているので、ぜひ活用してみてください。
ビジネス書を読む前に目的を明確化するだけでも、学びに繋がりやすく時間の無駄を防げますよ。
ビジネス書は、行動して初めて活きてくる
ビジネス書は、いわば「行動するためのガソリン」のようなものだと思っています。
ビジネス書を読む = ガソリンを入れる
実際に行動する = 車を走らせる
こう考えると、イメージしやすいのではないでしょうか。
いくら車にガソリンを入れても、走らせなければ目的地には着きません。
読んで満足するだけで、実際の行動にまでたどり着かないケースは、誰にでもよくあることです。それだけ、行動に移すことそのものにエネルギーが要る、ということでもあります。
結局のところ、行動しない限り現状は変わりません。「時間がない」と悩んでいても、何もしなければ時間がないままですし、「痩せたい」と思うだけでは体は変わりません。
これは、ビジネス書に限った話ではなく、多くの人に共通する、ごく自然な傾向です。
だからこそ、ビジネス書を何冊も読み込むことよりも、1冊を手に取って、小さく行動してみることのほうが、案外近道だったりします。
社会人の私が思う、勉強が楽しい4つの理由でも述べましたが、学んだことを行動に移せると、それだけで得られるものが大きく変わってきます。
少しずつでも、行動を積み重ねていきましょう。
どんなに小さな一歩でも、正しい方向へ進んでいれば、いつかは目的地にたどり着けます。
ビジネス書から得られない情報が得られる。それが行動
ビジネス書から得られない情報を手に入れる術、それが行動です。
例えばビジネス書の中には「通勤中にセミナーなどの音声を聞いて勉強する」という方法を解説している本がありますが、実際に通勤中に音声を聞いてみることで、色々なことに気づけます。
下記は、実際に私が通勤中にAudibleを試した際、気づいた点です。
※Audibleって何?という方は【Audibleとは?無料体験のやり方・メリット・デメリット全解説】をご覧ください。
- 車を運転中でも意外と頭に入る
- 信号待ちの時間が短く感じる
- 信号待ちはメモのチャンス
- 通勤ラッシュのストレスが減る(むしろ楽しく感じる)
- 長い音声もあっという間に聴ける
- 思った以上に時間の節約になる
本を読むだけでは「通勤中にセミナー音声を聞くと勉強になる」程度の情報しか得られませんが、実際に試してみると、上記のような色々な情報が自分の中に入ってくるわけです。
【関連記事】⇒ 通勤時間を有効活用するならAudibleが超おすすめ
そして、新たに入ってきた情報から派生して、また新しい情報が手に入る。
個人的には、ビジネス書とは本来、こうした正のループを形成する役割を担っているのかな?と思います。
このように、本からインプットしただけの知識と、自身の行動に基づいた実体験は、得られる情報量が大きく違います。
得られる情報量が違うということは、学びの量も違うということ。
勉強のためにビジネス書を手に取るわけですから、せっかくなら学べる量が多い方が良いですよね。
学べる量を多くするなら、やはり行動あるのみです。
百聞は一見に如かず、百閒は一体験に如かず。
体験に勝るほどの学びはありません。
終わりに
最後にもう一度お伝えします。
ビジネス書が時間の無駄になるかどうかは、行動に移せるかどうか次第です。
昔の私はインプットばかりを重視していて、なかなか行動につながらない読み方をしていました。
今はアウトプット(行動)を意識するようになり、日々新しい学びを得られるようになっています。
「行動するだけで、得られる学びがこんなに違うのか」と、自分でも驚くほどです。
もし今後ビジネス書を手に取る機会があれば、何か一つでいいので、行動に移してみてください。
きっと、読むだけでは分からなかった感覚に、出会えるはずです。