「四の五の言わず、ブログはとにかく書け」
稼いでいるブロガーの多くは、ブログ初心者にこのようにアドバイスします。
中には、「そもそもブログをとにかく書くことは、本当に正しいの?」と疑問に思う初心者もいるのではないでしょうか?
結論から言えば、私もこれは大正解だと思います。
ブログ初心者は「とにかくブログを書く」と意識して取り組むと、上手くいきやすいからです。
一方で、「ブログをとにかく書く」という言葉には、初心者が見落としがちな落とし穴があるのも事実。
この落とし穴にはまってしまうと、ブログを書くのが嫌になり、待っているのは挫折のみです。
当記事では、
- ブログをとにかく書くのが大正解な理由
- 「ブログをとにかく書く!」の意外な落とし穴
- 落とし穴への対処法
について解説していきます。
当記事の信頼性
- ブログ歴5年
- ブログ開設1ヶ月で収益4桁達成
- 複数のWordPressブログを運営
ブログをとにかく書くのが大正解な4つの理由
ブログをとにかく書くのが大正解な理由は、以下の4つです。
- 「ブログを書く」という経験が積める
- とにかく書くことで、言語化の練習になる
- とにかく書くと、文章が思い浮かぶことがある
- ブログをとにかく書くと、習慣になる
それぞれ、簡単に解説していきます。
ブログを書くという経験が積める
ブログをとにかく書くことで、ブログ初心者は「文章を書く」という経験を積むことができます。
逆説的な話になりますが、文章が上手く書けるようになるためには、とにかく文章を書かかなければなりません。
「ちゃんとノウハウを学んでから書いた方が良いのでは?」という意見もあるかもしれません。
確かにおっしゃる通りだと思います。
私が言いたいのは、ノウハウを学んだら、とにかく実践しよう(ブログを書こう)ということです。
インプットしたら、即座にアウトプット。
ブログを書くときは、常にこれを意識してください。
ブログ初心者はインプットばかりになりがちですが、これを意識するだけで、他の初心者と圧倒的な差をつけることができますよ。
精神科医の樺沢紫苑さんは、著書「学びを結果に変えるアウトプット大全」で以下のように解説しています。
多くの人は、「インプット過剰/アウトプット不足」に陥っており、それこそが「勉強しているのに成長しない」最大の原因ともいえます。インプットとアウトプットの黄金比は、3対7。インプット時間の2倍近くをアウトプットに費やすよう意識しましょう。
出典元:樺沢紫苑 「学びを結果に変えるアウトプット大全」, サンクチュアリ出版, 2018年8月3日, 29ページ
個人的には、インプット2、アウトプット8くらいの割合がいいと思います。
そこはお好みに任せますが、いずれにしてもアウトプットの割合を高くすることを意識してください。
とにかくブログを書く。
これだけで、あなたの文章力はどんどん向上していきます。
「書く」という作業によって、あなたの中に経験値が蓄積されていくからです。
経験値が入れば、当然、レベルが上がります。
RPGではお決まりですが、現実世界では意外と気づかない人も多いです。
- ブログのノウハウを学ぶのは、スライムの倒し方を学ぶこと
- ブログをとにかく書くことは、スライムを倒しまくること
いくらスライムの倒し方を学んだとしても、実際に倒さなければ経験値は一切入りません。
ブログをとにかく書いて、あなたの経験値を増やしていきましょう。
とにかく書くことで、言語化の練習になる
ブログをとにかく書くことで、言語化の練習に繋がります。
ブログ初心者の頃は、伝えたいことをなかなか言語化できずに、イライラすることも多いでしょう。
ですがこれは、ブロガーなら誰でもぶち当たる壁です。
文章を書くのが得意&好きな私でも、言語化が上手くいかないことは多々あります。
ブログに慣れている私ですらそうなのですから、初心者が上手く文章を書けないのは、ある意味当然のことなのです。
上手く言語化できないからこそ、とにかくブログを書いてみましょう。
文章をひねり出そうとすると脳に負荷がかかりますが、あえて負荷をかけてください。
こうすることで、自分が考えていることや伝えたいことを、次第に言語化できるようになってきます。
筋トレしたら筋肉がつくのと同じ理屈です。
最初は全然挙げられなかった重量も、トレーニングを重ねることで徐々に挙げられるようになります。
言語化を繰り返して脳に負荷をかけることは、小さな重量を挙げることと同じ。
とにかく言語化して、あなたの書く力を高めていきましょう。
とにかく書くと、文章が思い浮かぶことがある
とにかく書いてみることで、頭の中が少しずつクリアになり、文章が思い浮かぶことがあります。
これは、頭の中でごちゃごちゃしている情報が整理されるからです。
とにかく書くという作業は、情報の整理整頓という側面も持っています。
支離滅裂でも良いので、とにかく書いてみてください。
あーでもない、こうでもないと文章にしていくことで、ふと文章が思い浮かぶかもしれません。
一番よくないのは、うんうんと頭を唸らせるだけで何も書かないことです。
文章が書けない!と思って手を動かさないでいると、本当に文章が書けないまま終わります。
特に、文章を書いた経験が少ないブログ初心者は、これに陥りがちです。
「文章が書けない!」を防ぐためにも、とにかく書いてみる。
奇麗な文章を書く必要はありません。
上手い文章を書く必要はありません。
完璧な文章を書く必要はありません。
ブログの文章は後からいくらでも修正できるので、まずはとにかく書いてみましょう。
ブログをとにかく書くと、習慣になる
ブログをとにかく書くことを意識すれば、それが習慣となって、ブログを続けやすくなります。
人間は特定の行動を繰り返すことによって、習慣を形成するからです。
ブログをとにかく書く!と意識づけて毎日実践すれば、それが習慣として身につきます。
今の時代、ブログを始めるのはとても簡単です。
例えば、以下の記事の通りに手を動かせば、超簡単にWordPressブログが作れます。
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【誰でも簡単】ブログの作り方を初心者向けに超分かりやすく解説
「ブログを始めたいけど、どうやってブログを作ったらいいの?」 WordPressブログを開設するときって、分からないことだらけでとても不安ですよね。 失敗したらどうしよう…設定を間違えたらどうしよう… ...
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それほど、ブログを始めるハードルが低くなったわけです。
ところが、ブログを続けるとなると話は変わります。
個人的な意見ですが、ブログを始める人の9割以上は挫折していると感じます。
なかなか結果が出ないですし、慣れないうちは上手く文章が書けず、アクセスも集まらないからです。
そのうち「ブログなんてやっぱオワコン。こんなんで稼げないわ」と匙を投げる初心者がほとんどです。
ブログビジネスという世界は、結局のところ「とにかくブログを書いている人」が勝ちます。
ライバルも多いですが、ほとんどのライバルは継続できず、勝手に脱落していきます。
ブログを習慣にした人は、ハッキリ言って強いですよ。
「ブログをとにかく書く!」という心掛けは、ただの精神論ではなくブロガーが大切にするべき金言です。
「ブログをとにかく書く!」の落とし穴
ブログをとにかく書け!とはよく言いますが、これは「なんでもいいから、やりたい放題に書け」という意味ではありません。
正しくは、「正しいやり方を知ったら、それを意識しながら、とにかく書いて」という意味です。
スポーツに置き換えて考えてみましょう。
- 我流でバットを100回振る
- 正しいフォームを知って、バットを100回振る
この二つを実践した場合、バッティングスキルが身につくのはどちらでしょうか?
言うまでも無く後者だと分かりますよね。
ブログ初心者へ対する「とにかくブログを書け」というのは少し抽象的すぎて、人によって解釈が異なる危険性があります。
つまり、前者の意味で受け取る可能性があるわけです。
これこそが、「ブログをとにかく書く」という言葉の落とし穴です。
落とし穴への対処法は「型」を身につけること
これへの対処法は、「型」を身につけること。
くどいようですが、重要なので何度もお伝えします。
正ブログ初心者は、正しいやり方を知ったらとにかくブログを書きましょう。
あなたは、守破離という言葉をご存じでしょうか?
守破離とは、武芸を学ぶ初心者が取り組むべき修行を、順序立てて表した言葉のことです。
守破離
守…決められた動き(型)を守り、繰り返し、身につけること
破…身につけた型に対し、自分なりの応用を編み出すこと
離…これらから離脱し、自分だけの境地に至ること
ブログに限った話ではありませんが、初心者はまず「守破離」の「守」に徹するのが王道です。
例えば、スポーツや楽器の演奏においては、初心者はまず「型」を身につけます。
型を身につけるために同じ動作を反復練習して、体にその動きを染み込ませるわけです。
これにより、その競技や楽器の演奏に必要な「動き」を体得できます。
これは、ブログの文章も全く同じです。
ブログの文章にはPREP法やSDS法など「文章の型」があり、加えて、
- タイトルには必ずSEOキーワードを使う
- 文章を書くときは難しい言葉を使わない
- 一文を60文字程度に抑える
など、様々なルールがあります。
これらを無視してとにかくブログを書くのは、我流でひたすらバットを振っているようなものです。
我流でひたすらバットを振ったらどうなるでしょうか?
余計なクセがついて、正しいフォームから遠のくばかりです。
一度ついたクセは非常に厄介なもので、矯正するには長い時間がかかります。
それなら、最初から基本となる「型」を知り、ひたすら実践する方が効率的ではないでしょうか?
初心者は、ノウハウを一つずつ実践するアウトプットを!
とはいえ、初心者のうちから全てのルールを守って記事を書くのは、ハッキリ言って無理です。
なので、まずはノウハウを一つずつ実践する感じで、ブログを書いてみてください。
例えば、「SEOキーワードを使って記事を書いてみる」「1文を60文字程度を意識して書いてみる」など、一つ一つのノウハウを実践してみるのです。
一つずつ着実にマスターすることが、守破離でいう「守」の部分です。
ブログの書き方の基本が身につけば、あとは自分なりに応用できます。
あなたは今「1つの文章は60文字程度に抑える」という、Webライティングで超重要なルールについて知りました。
これからブログを書くときは、とにかくこれを意識して書いてみてください。
それを無意識レベルで引き出せるようになったら他のノウハウを実践していきましょう。
ノウハウを知ったら、とにかく実践。
そのノウハウを無意識レベルで引き出せるようになったら、別のノウハウを実践。
こうした正のループを生み出せば、どんどんブログを書くのが楽しくなり、スラスラと文章が書けるようになりますよ。
完璧な文章は書かなくていい
最後にお伝えしたいのが、完璧な文章を書く必要はないという話です。
そもそもの話、完璧な文章なんてこの世に存在しません。
誰かにとっては心に響く文章でも、他の誰かにとっては一切響かないこともあるからです。
あなたは100点の文章を書こうとしていないでしょうか?
それなら、60点くらいのレベルで書くように意識してみてください。
あなたにとって60点でも、他の誰かにとっては100点かもしれません。
もちろん、逆もまた然りです。
自分では「完璧!」と思っている文章でも、他の誰かから見たら60点の出来かもしれません。
要するに、完璧な文章は目指さないでいいということです。
完璧な文章など、この世に存在しませんので、追い求めないようにしてください。
悩むだけ時間の無駄です。
悩む暇があるなら、とにかくブログを書く!とにかく文章を書く!とにかく読者に役立つ情報を発信する!
このような意気込みで、ブログへ取り組みましょう。