「小さなことを決めるのすらしんどい」あなたは、毎日の決断に面倒くささを感じてはいないでしょうか。
朝食に何を食べるかだったり、会社について仕事の段取りを決めるだったり、何かを決めることって面倒ですしエネルギーを使いますよね。
もし「夜になると疲れを感じて、何に対しても面倒くささを感じる…」と悩んでいるなら、決断疲れが原因かもしれません。
本記事では、そもそも決断疲れとは何か?について解説するとともに、決断疲れの原因や9つの対策法について詳しく解説していきます。
本記事で紹介する対処法を実践すれば、決断疲れや先延ばしグセを回避できるようになりますよ。
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そもそも「決断疲れ」とは?どんな状態なのか。
決断疲れとは、日常におけるたくさんの「決断」を行うことによって疲弊し、その後の意思決定が難しくなることです。
例えば、日常的にたくさんの決断で疲れ果てていると「夕食に何を食べるか決めるのすらしんどい」という、後の決断を回避する行動をとってしまいます。
こうした決断回避が積み重なってしまうと、何をするにもやる気がなくなり、やる気がなくなることで、さらに決断を回避するという悪循環に陥ってしまうのです。
詳しくは後述しますが、スマホ・パソコン・テレビに囲まれている我々は、決断疲れを起こしやすい環境に生きています。
例えば、家にいるときはテレビやスマホから絶え間ない情報を受け取っており、仕事では百害あって一利なしのマルチタスクを余儀なくされます。
私たちにとって「当たり前」とされている行動が、決断疲れの根本的な原因になっていることは決して珍しくありません。
現代に生きる私たちだからこそ、決断疲れについてしっかり知り、その対策法をきちんと実践する必要があるのです。
ミニマリストから学ぶ。決断疲れの原因とおすすめの対策法
そもそも決断疲れが起こる原因は、ウィルパワーを消耗しているからです。
ウィルパワーとは、私たちのやる気や行動をつかさどる「エネルギーの源」のようなもの。
人は「何かを決断すること」によって、ウィルパワーを使ってしまいます。
例えば、
- どの服を着ていこうか
- 朝食は何を食べようか
- 昼食の弁当はどれにするか
- 夕飯は何を作ろうか
- 仕事は何から手を付けるか
などです。
誰でも一度は、上記のように考えたことがあると思います。
こうした小さな決断が積み重なった結果、私たちはウィルパワーを消耗し、決断疲れという状態に陥ってしまうのです。
これは、決断の大小問わずに起こることです。
いくら小さな決断であろうと、私たちはその決断を下すのにウィルパワーを使います。
すでにお気づきだと思いますが、決断疲れの原因がウィルパワーの消耗なら、ウィルパワーを節約するのが決断疲れ対策として有効です。
つまり、
- 選択肢を減らす
- 余計な情報を入れない
- 余計なことに頭を使わない
など、余計な決断を回避する対策法を実践しましょうというわけですね。
私はミニマリストではありませんが、決断疲れ対策はミニマリストから学ぶのが一番だと思っています。
「必要最低限のもので生活する」というミニマリストのライフスタイルは、決断疲れ対策に最適だからです。
ミニマリストは口を揃えて「ものが減ったことで、幸福度が上がった」と言っています。
あれは強がりでもなんでもなく、本人たちは本気で現状の生活に満足しているのだと思います。
物が少なくなることでウィルパワーを節約でき、節約したウィルパワーを本当に必要なところだけに投下できるからです。
人間は、目の前の物事に集中している状態(フロー状態)のとき、幸福を感じることがわかっています。
例えば、幸福度追跡装置(Track Your Happiness)というアプリを開発した幸福研究家マット・キリングワースは、「幸せになりたいなら、目の前のことに集中しましょう」と主張しています。
つまりミニマリストたちのライフスタイルは、下記のようになっているため幸福を感じるというわけですね。
- 物を必要最低限にする
- 決断が減り、ウィルパワーを節約できる
- 十分に溜まったウィルパワーを自分の集中すべきことだけに投下
- 目の前の作業に集中(没頭)できる
- 幸福を感じる
決断疲れを感じている方は、こうしたミニマリストの生き方を参考に、決断疲れ対策を実践してみてください。
とはいえ、何もミニマリストのような生き方を実践する必要はありません。
先述したように、
- 選択肢を減らす
- 余計な情報を入れない
- 余計なことに頭を使わない
という3つを決断疲れ対策として実践すれば、ある程度は決断疲れを軽減できますよ。
決断疲れの対策法9選。決断の回数を減らす具体的な方法とは?
では、ウィルパワーを節約するためにできる決断疲れ対策9つをご紹介していきます。
具体的には下記の通りです。
決断疲れを回避!9つの対策方法
では,それぞれの対策法を詳しく解説していきます。
決断疲れ対策1.家事を減らす
決断疲れ対策のひとつとして、「家事を減らす」という方法があります。
家事はいくつもの決断が必要になる作業であるため、家事を減らすことで決断も減るというわけです。
例えば家事における決断としては、主に下記が挙げられます。
- 食事のメニューを決める
- 料理の手順を決める
- スーパーで買うものを決める
- どこから掃除するか決める
- 毎月の家計のやりくり
このように、家事には様々な決断があります。
家事の量を減らすことで決断が減り、結果として決断疲れ対策に繋がるわけですね。
とはいえ、「家事を減らすなんて出来ないよ!」というのが本音だと思います。
確かに、家事を減らすと生活が成り立たなくなる恐れがあるため、簡単には減らせないかもしれません。
しかし、今では家事代行サービスや宅配弁当、時短家電など、家事を減らすサービスが数多くあります。
もちろん、全てのサービスを利用するのは金銭的に難しいかもしれません。
ですが、たまに宅配弁当を利用したり、少し奮発して時短家電を購入したりするのは、意外と現実的な手段ではないでしょうか?
また、幸福度爆上がり!時間をお金で買う13の具体的な方法でも書きましたが、家事代行や宅配弁当は時間を買うことにもつながります。
少しだけでもお金を出して家事の時間を減らせば、「決断疲れ対策」と「自由な時間」の両方が手に入るわけです。
こう考えると、お金を出す価値がある!と思えるのではないでしょうか。
私のように浮いた時間を副業に充てれば、年収100万円アップも難しいことではありません。
決断疲れ対策2.買い物の決断を減らす
決断疲れ対策として「買い物の決断を減らす」という方法があります。
家事と同様、買い物も「決断する」という作業が多いためです。
例えば、食材の買い出しに行った時にお買い得商品に目がいき、迷った挙句買ってしまった…という経験はないでしょうか?
「買うか買わないか迷ったけど、結局買ってしまった」これも、決断の一つですよね。
また、スーパーに着いてから「何を買うんだっけ…?」と思い出すのもウィルパワーを消費しますし、袋詰めのときに「どうやって入れるか?」と考えることも、ウィルパワーを消費します。
このように、買い物にも決断する機会、ウィルパワーを消費する機会が多くあります。
買い出しという家事ひとつで、ここまでウィルパワーを消費してしまうのです。
私の場合、ウィルパワーを少しでも節約するために下記の対策法を実践しています。
ここに名前
- 買い物時はマイバスケット(マイカゴ)を持参
- メモしたもの以外は絶対に買わない
- ネットスーパーや通販の定期購入を使う
マイカゴ(マイバスケット)があれば、精算後すぐに退店できます。
袋詰めによる決断疲れが防げる上に、時短効果にも繋がるわけです。
また、メモしたもの以外絶対に買わないと決めていれば、買うか買わないか迷う必要がなくなり、決断疲れと無駄遣いを防げます。
ネットスーパーを使えば過去の買い物履歴からすぐに買い物を済ませられ、通販の定期購入を使えば、購入の自動化もできます。
私のように「買い出しが大嫌い」という方は、上記の対策を実践するだけでも、買い物による決断疲れを軽減できますよ。
特にネットスーパーはおすすめ。
女性の方なら、持ち運びが大変な重い物だけネットスーパーを使うというのもおすすめですよ。
地元のネットスーパーのホームページへアクセスし、ネットスーパーに対応していないか確認してみてください。
決断疲れ対策3.思いついたことはすぐにメモをする
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決断疲れ対策として、思いついたことはすぐにメモするという方法があります。
思いついたことをメモしておけば、その内容を脳内に残す必要がなくなるからです。
逆に、メモとして脳内から外に出さないと、「やるべきこと」としていつまでも頭の中に残ってしまいます。
脳内にこうした情報が溜まってしまうと、それを維持するためにウィルパワーを消費してしまうのです。
加えて、いざという時に思い出せないというデメリットもあります。
例えば買い出しへ行った時、「そういえば何か買おうと思っていたんだけど、なんだったかな……」と思い出そうとして、結局思い出せなかった……という経験はありませんか?
このように忘れたことを思い出そうとするだけでもウィルパワーを使います。
そして何より思い出せなかった場合は、また買い出しに行かなければならず、二度手間となってしまいます。
やるべきことを思いついたらすぐにメモをすることを習慣にしていけば、余計にウィルパワーを消費することがない上、こうした事態は未然に防げるのです。
私の場合、買い出しに必要な物や仕事のアイディアを思いついたときは、すぐにメモを取るようにしています。
メモはスマホアプリでも全然OKですので、決断疲れ対策として、ぜひ実践してみてください。
決断疲れ対策4.習慣化(ルーティン化)する
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決断疲れ対策として、習慣化(ルーティン化)するという方法があります。
習慣は無意識に行われる行動であるため、日常のやるべきことを習慣化することで、ウィルパワーを節約できるからです。
よくあるのが、家事のルーティン化ですね。
例えば私は家事で料理をする場合、下記の手順をルーティンとして実践しています。
料理をする → まな板やフライパンを洗う → シンクを洗う → キッチンの掃除
このように作業手順を決めておいて毎日実践すれば、「次は何をしようか?」といちいち考える必要がありません。
ルーティン化して無意識に実践できるようになれば決断疲れ対策になりますし、家事のスピードが上がって時短にもつながります。
これは何も家事に限った話ではありません。
例えばランニングや筋トレを習慣化すれば「今日は運動するかしないか」と考えることなく無意識に実践できます。
仕事であれば、毎日行う事務的な作業をルーティン化し、本当に必要な仕事へウィルパワーを投下することも可能です。
まずは簡単にできる決断疲れ対策として、家事のルーティン化を取り入れてみてはいかがでしょう。
やり方はとても簡単。まずは取り組む家事の手順を決めて、それを毎日繰り返すだけです。
毎日同じ手順で作業を繰り返していれば、いずれは「次は何をやろうか?」と考えることなく家事をこなせますよ。
ちなみに面倒な家事はワイヤレスイヤホン一つで楽になるでも書きましたが、家事 + ワイヤレスイヤホン + Audibleは「家事が大嫌い」という方におすすめの組み合わせです。
決断疲れ対策5.整理整頓する
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決断疲れ対策として、整理整頓が挙げられます。
整理整頓して「何をどの位置に置いているのか?」を把握しておけば、ものを探す手間が減り、ウィルパワーの節約になるからです。
逆に、整理整頓を怠り「どこに何があるのか分からない状態」だと、探し物に時間もウィルパワーを奪われてしまいます。
例えば、家を出ようと思った時に、鍵がなくて家中を探し回った経験はないでしょうか?こうした探し物をするだけでもウィルパワーを消費してしまいます。
余計な時間を使いますし、朝の忙しい時間帯であればストレスの原因にもなるでしょう。
また、仕事においても「探し物」という小さな作業で、ウィルパワーを消費しがちです。
例えば、デスク周りがごちゃごちゃしているがゆえに、仕事に必要な書類を探すのに時間がかかってしまった…という例です。
加えて、デスク回りが整頓されていないと余計なものが視界に入ってしまい、それを無視するためにウィルパワーを消費してしまいます。
よく「仕事ができる人ほどデスクがキレイ」と言われますが、これは本当にその通りだと思います。
「整理整頓がいいのは分かるけど、どうすればいいかわからない!」という方は、整理整頓について学んでみてはいかがでしょう。
一番わかりやすい整理入門という本では、整理収納アドバイザーが実際に学んでいる整頓術を分かりやすく解説しています。
現在私も、この本を読んで整理整頓を勉強中です。
今はこの本を実践中ですが、正直、ウィルパワーを節約できている実感はまだありません。
ですが、探し物の時間が明らかに減っているという実感はあります。
決断疲れ対策6.同じ服を複数揃える(ジョブズ氏、オバマ大統領も実践)
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決断疲れ対策として有名なのが、同じ服を複数揃えるという対策法です。
- Appleの元CEO ジョブズ
- Metaの現CEO ザッカーバーグ
- 第44代アメリカ大統領 オバマ
- 天才物理学者 アインシュタイン
の4人が「今日はどの服を着るか?」という余計な決断を避けるために実践していた対策法として、広く知られています。
私も実践していますが、個人的には決断疲れ対策というよりも、時短による恩恵の方が大きいと感じます。
「着る服を考えないでいいから時短になる」というのはもちろん、靴下を畳むのがすごく楽になりました。
全て同じ靴下なので、組み合わせを気にすることがありません。
洗濯物を畳む作業をパパッと終えられるようになりました。
このように、同じ服を揃えることで決断疲れ対策に繋がりますが、中には「全く同じ服を複数持つのは抵抗がある…」という方もいらっしゃると思います。
それなら、「事前にコーディネートを組んでおき、クローゼットにしまっておく」という方法はいかがでしょうか。
例えば、月曜日から金曜日までの服の組み合わせを用意しておき、クローゼットにしまっておくという感じです。
クローゼットから取り出すだけですぐに着替えられるため、朝の貴重なウィルパワーを消費せずに済みます。オシャレを楽しみつつ、決断疲れ対策もできるというわけですね。
結局のところ「朝、どの服を着ようか?」という決断をなくせばいいだけなので、
すぐに着られる状態でクローゼットに仕舞っておいたり、決まった組み合わせの服をローテーションするだけでも、決断疲れ対策になりますよ。
決断疲れ対策7.迷う時間を減らす
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決断疲れの対策法として「迷う時間を減らす」という方法があります。
人はどちらにするか迷っているときでも、ウィルパワーを消費するからです。
例えば「昼食はカレーにするか、ラーメンにするか」で散々迷った挙句ラーメンにした、という例です。
こうした小さな迷いや決断でも、ウィルパワーを消費するというのは先述しましたね。
迷う時間を減らすコツは、「日常における小さな決断は迷わない(即決する)」と自分なりにルールを決めることです。
私の場合、「今後の人生に大きく影響しないであろう小さなことは即決する」というルールを設けています。
先ほど挙げた「昼食はカレーにするか、ラーメンにするか」という例も、今後の人生に影響しないであろう小さな決断のひとつです。
カレーにしてもラーメンにしても、1年後に振り返った時に「あの時にカレーにしておけば…」「あのときラーメンを食べていれば…」と後悔することはありませんよね。
逆に、「あのとき副業を頑張っていれば…」「あのときちゃんと勉強していれば…」「もっと筋トレを継続しておけばよかった…」と後悔した経験はないでしょうか?
それこそが、あなたが本来集中するべきことなのかもしれません。
私たちが本当に集中するべき(ウィルパワーを使うべき)ことは、「後悔」という先生が教えてくれているのです。
あなたの人生には、仕事・結婚・周りの人間関係など、もっと考えるウィルパワーを使うべき事柄がいくつもあります。
たかが「昼食に何をするか?」という小さなことにウィルパワーを使うのは、非常にもったいないと思いませんか?
日常の小さなことへ対する「迷う時間」を減らせば、おのずと本当に集中すべきことにウィルパワーを注力できます。
加えて、迷う時間がなくなるので、あなたの自由な時間も増えます。
まさに一石二鳥ですね。
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決断疲れ対策8.余計な情報を入れない
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決断疲れ対策の方法として「余計な情報を入れない」という方法があります。
現代はスマホ・テレビ・新聞など色々なところから情報が手に入りますが、情報の取捨選択にもウィルパワーを使ってしまいます。
ある話では、私たちが一日に得られる情報の量は、中世に生きた人たちの一生分とも言われています。
この話の真偽はさておき、インターネットが身近になった私たちが情報過多の社会に生きていることは、紛れもない事実です。
絶え間なく入ってくる情報を「要・不要」と選択していてはキリがありません。
こんなことを繰り返していれば、余計なことにウィルパワーを使ってしまい、疲弊するのは容易に想像できます。
そこで有効な対策として挙げられるのが「余計な情報を入れない」という対策法です。
自分の人生に必要な情報以外を一切シャットアウトし、要・不要と判断する無駄な作業を避けましょうというわけですね。
例えば私の場合、テレビを捨てることで不要な情報を一切取り入れないようにしています。
今はどうか分かりませんが、以前まで見ていた朝のニュースは下らない芸能ニュースばかりだったので、あまりにもウンザリしてテレビを見なくなりました。
正直、テレビを捨てて後悔したことは一切ありません。
むしろ他のことに集中できるようになったため、今ではお金をもらっても絶対にテレビなんか見たくないというのが本音です。
そんなノイズにしかならない情報にウィルパワーを消耗し、決断疲れを起こしたくないからです。
加えて、メディアから流れるニュースはネガティブな情報を中心に構成されています。
人は本能的にネガティブなニュースに目が行きやすく、ネガティブなニュースほど人々の関心を集めやすいからです。
ネガティブな情報は私たちの心に居座り続け、不安を作り出します。
自分に一切関係のないことに対して不安を覚えるのは、非常にバカらしくないでしょうか?
そんなことのために朝の貴重なウィルパワーを使うなんて、もってのほかです。
もし可能であれば、決断疲れ対策としてテレビを捨ててしまうことをおすすめします。
家族がいて難しい場合は、「自分はテレビを見ない」と決めてしまうのも方法のひとつです。
それも難しいなら、「見たい番組だけ見る」「好きな番組が放送されている間だけテレビをつける」という感じで、テレビから距離を置くのもいいと思います。
いずれにしても、情報過多の現代に生きる私たちは、今一度「テレビやスマホとの向き合い方」について見直すべきだと考えています。
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決断疲れ策9.先延ばししない
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決断疲れ対策として「先延ばししない」という対策法があります。
やるべきことを先延ばしにすると、無意識のうちに「やるべきこと」が脳内に残ってしまい、ウィルパワーを消費してしまうからです。
例えば「月末までに銀行に行く」という用事がある場合、その用事を済ませない限り、いつまでもあなたの脳内に残ってしまいます。
しかも厄介なことに「無意識」であるため、自分ではそのことに気づけません。
特に理由がなく先延ばししている場合は、さっさと済ませてしまってウィルパワーを節約するのがおすすめです。
社会人にありがちなのが、休みの溜まった用事を済ませようと思いつつも、ついつい先延ばししてしまう…というものです。
確かに「休みの日くらい仕事を忘れてゆっくりしたい」という気持ちは分かるのですが、ウィルパワーの節約という観点からみると、さっさと済ませた方が得策です。
日常生活の中で、ふとした瞬間に「あ、そういえばあの用事を済ませないと」と思い出すことはないでしょうか?
こうした用事はいくら面倒くさくても、なるべくさっさと済ませてしまいましょう。
もしすぐに実行するのが難しい場合は、スマホのメモ機能や紙のメモ帳に残すなどして、頭の外から出しておきましょう。
そして、実行できるときに、即実行することをおすすめします。
先延ばしにすればするほど用事が増えていき、取り掛かるモチベーションも低くなりがちです。
人は「こんなにやらなければいけないのか…」と心理的にハードルを感じると、物事に手を付けるのが億劫になります。
そして物事に手をつけなければ、さらにやるべきことが積み重なる…。
こうした悪循環を避けるためにも、先延ばしはなるべく避けるのがおすすめです。
私もすごく面倒くさがりの人間なので、「面倒くさい」というお気持ちはよく分かります。
ですが、やってみると意外とすんなり済む用事が大半なので、さっさと済ませてしまった方が楽ですよ。
ウィルパワーも節約できますし、何より「やってみたら意外とすんなりできた」「面倒なことが終わってすっきりした」などの達成感も味わえます。
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終わりに
以上、決断疲れを引き起こす原因を解説するとともに、すぐに実践できる対策法まで紹介しました。
くどいようですが、膨大な情報に囲まれている現代人の多くは、気づかないうちに決断疲れに陥っている可能性があります。
もしあなたも心当たりがあれば、一つでもいいのでぜひ試してみてください。
もちろん、全ての内容を実践する必要はありません。
あなたが出来ることからでOKです。
決断疲れが減っていくことで、先延ばしがなくなり、目の前の作業に集中できるようになり、より豊かな人生に繋がりますよ。