「体調管理も仕事の内って言われたけど、なんかおかしくない?」
本記事は、上記のような疑問を持つあなたのために書いた記事です。
結論から申し上げますと、あなたのその認識は正しいです。
私も「体調管理も仕事の内」という言葉はおかしいと思いますし、こんな価値観、社会人を苦しめているだけだと思っています。
本記事では、
- 「体調管理も仕事の内」がおかしい理由
- 「体調管理も仕事の内」という理不尽から逃れる対処法
などについて解説していきます。
本記事を読み進めれば、「体調管理も仕事の内」がおかしい理由を再認識できると同時に、そこから逃れる対処法まで分かりますよ。
「体調管理も仕事のうち」がおかしい2つの理由
「体調管理も仕事の内」「体調管理も仕事の一環」がおかしい理由は下記の2つです。
- 「体調管理も仕事のうち」は他人に強要するものではないから
- 体調管理には必ず限界があるから
では、それぞれ詳しく解説していきます。
理由1.「体調管理も仕事のうち」は他人に強要するものではないから
「体調管理も仕事のうち」というのは、「お客様は神様」と同じようなものだと思っています。一種の心構えですね。
もし心構えでなく本気で「体調管理は仕事のうち」と強要するなら、体調管理に関すること全てに給料が発生して然るべきです。
例えば、健康的な食事、適度な運動、十分な睡眠などです。
上記は全て体調管理に欠かせない要素ですので、それぞれに給与が発生しなければなりません(屁理屈)。
とはいえ、全く現実的ではありませんよね。
体調管理に関することすべてに給料を払っていては、大企業ですら存続が危うくなります。
しかし仮に「体調管理も仕事のうち」とした場合、実際に給料を払うべきではないでしょうか?
仕事として命じるのなら、そこには必ず対価として給与が発生します。社会人なら誰でも分かる、労働市場の原理原則です。
対価を払えないのであれば、労働者はそれに応える義務はありません。
所詮「体調管理も仕事の内」というのは、個人が心に留めておく程度の心がけでしかないのです。
こうした価値観を持つのはいいと思いますが、他人に強要するのはいかがなものでしょうか。
体調管理には必ず限界があるから
体調管理には必ず限界があります。いくら体調管理を徹底しても、体調を崩す時は崩すからです。
例えば、いくら体調管理に気を付けていても風邪を引いてしまうことは誰でもあります。
体調管理には必ず限界がありますし、不可抗力によって体調を崩すこともあるわけです。
「体調管理も仕事のうち」という言葉の本当の意味は、「自己で管理できる部分は管理しましょう」という意味だとは思います。
例えば、前日の夜に飲みすぎて仕事に行けない、なんてことは、自分でお酒を飲む量を調整すれば防げることです。
つまり、自分でコントロールできる範囲内にあります。
これについては、「体調管理はしっかりしろ」と言われても仕方がないかもしれません。
かといって「体調管理も仕事の一環」とまでは思いません。
「体調管理」と仕事は一切関係がないからです。
「体調管理」は「体調管理」であり、「仕事」は「仕事」です。
というよりそもそも、どんなに気を付けていても体調を崩す時は体調を崩します。
「体調管理も仕事の内」というのは、絶対に達成不可能な無理難題を押し付けていることにならないでしょうか?
これ、普通にパワハラですよね(また屁理屈)。
「体調管理も仕事のうち」とアルバイトで言われることも少なくない
「体調管理も仕事のうち」という価値観を押し付けられるのは、何も正社員だけではありません。
学生や主婦(夫)のアルバイトも、「体調管理は仕事の内」と言われることがよくあります。
かくいう私もその一人です。
私は大学生時代にゲームセンターでアルバイトをしていたのですが、ある日、体調を崩して病院へ行ったところインフルエンザと診断され、その旨を伝えるためにアルバイト先へ連絡しました。
その時に言われたのが、下記の言葉です。
「具合が悪いのは分かる。だけど、アルバイトとして仕事をしている以上、体調管理も仕事の内だからしっかりしなさい。それと、シフトの穴を埋めるために、誰か代わりを見つけてまた電話しなさい」
当時学生であった私は「これが社会人として当たり前のことなんだ」と思い、素直に指示に従っていました。
しかし、本来シフトの穴埋めをしなければならないのは、その店舗の責任者です。
要するに自分の本来の仕事を、体調不良の学生アルバイトへ押し付けているわけですね。
学生の内から「体調管理も仕事の内」という価値観を押し付けられていれば、今学生の人もその価値観が当たり前になってしまいます。
「体調管理も仕事の内って聞いたけど、それっておかしいんじゃない?」と思って本記事へ辿りついたあなたは、世の中の理不尽に対し自分の頭できちんと考え、「おかしい」と思える方です。
多くの方は「体調管理も仕事の内」という価値観を植え付けられ、それを信じ、そして苦しんでいます。
今の私たちに出来ることは、こうした価値観を下の世代へ押し付けるのではなく、私たちの世代で終わらせることではないでしょうか。
そもそも何でも「仕事」に結び付けているのが気持ち悪い
体調管理とは、言ってみればプライベートと仕事が入り混じっているグラデーションの部分。
半分プライベートな部分に「仕事」というものを押し付けようとするから、気持ち悪さを感じるのだと思います。
社会人の勉強だってそうです。
社会人の勉強が楽しい理由でも書きましたが、私自身、何かを学んだり色々と経験したり自己成長したりするのがすごく好きです。
が、「社会人として勉強するのも仕事のうち」と会社から勉強を強要されれば、そんな勉強やりたくもありません。
「勉強が好き」というプライベートな空間に、「仕事」という概念を持ち込まれているからです。
言い方は悪いかもしれませんが、たかが会社ごときが、人様のプライベートに介入するのは間違っていないでしょうか?
私は同様の理由から「休むのも仕事のうち」という考えも反吐が出るほど嫌いです。
休みは休みだからです。それ以上でもそれ以下でもありませんし、ましてや仕事でもありません。
こういう何でもかんでも「仕事」に結びつける価値観が、社会人を苦しめているのではないでしょうか?
奴隷根性も甚だしいです。
「体調管理も仕事の内」「休むのも仕事の内」
何でもかんでも「仕事、仕事、仕事」とがんじがらめになっては、逆に体調を崩してしまいます。
「働くのは自分のため、体調管理は自分の人生を豊かに過ごすため、休むのは自分のため」
全て自分のためでも良くないでしょうか?
その方が精神衛生上好ましいですし、人生もより豊かになるはずです。
会社のために生きるのをやめると全部上手くいくでも書きましたが、自分のためにやれば、結果的に会社のためになるのでWin-Winです。
「体調管理も仕事のうち」に共感する部分もある
ここまで散々「体調管理も仕事のうち」と言う風潮に物申しておきながら何ですが、少なからず共感する部分もあります。
会社としては、一人でも人員が欠けると、業務に支障をきたすからです。
当然、代わりの人を見つけなければなりませんし、業務スケジュールも変更を余儀なくされます。
つまり会社側の視点から見ると、一人でも人員が欠けると相当な手間がかかるわけです。
私も経営者である父と数年ほど仕事をしていたので、経営者の目線「だけ」で言えば、体調管理も仕事のうちと言いたくなる気持ちも理解できます。
社員一人ひとりが健康に気を遣えば、体調不良による欠勤が少なくなり組織としても動きやすくなるからです。
要するに、経営する側がとても楽なんですね。
ですが、そもそも人手不足は会社の責任ですし、人員が欠けたときに備えておくのも会社の仕事です。ろくに休みも取れないほど人員が不足しているのは、紛れもなく経営者の怠慢です。
そして、経営者の怠慢のツケを払っているのが社員たちです。
その社員たちが自ら「体調管理も仕事のうち」と身を削って滅私奉公するのですから、経営者としては笑いが止まらないでしょう。
体調管理は仕事のうちという言葉は、言ってみれば会社にとって非常に都合のいい言葉です。
日本人は良くも悪くも真面目な方が多いので、「仕事」という言葉をチラつかせると思わず「仕事なら仕方がない」と思ってしまいがちです。
ですが、体調管理って本当に仕事でしょうか?
それなら1日のほとんどの時間、仕事の時間になってしまいませんか?
そして仕事である以上、給与が発生しないとおかしくないですか?
体調管理も仕事のうちという言葉に少なからず共感はできますが、こんな腐った価値観の押し付けは、社畜を増やすだけです。
後世に残すべきではありません。
「体調管理も仕事の内」という理不尽から逃れるための唯一の対処法
「体調管理も仕事の内っておかしい!」と思う我々ですが、この価値観から逃れるためには自ら起業するしかありません。
転職という選択肢も一応は思い浮かんだのですが、転職先でも「体調管理も仕事の内」という価値観がはびこっているかもしれません。
社会人の多くが「体調管理も仕事のうち」という価値観を持っているからです。
体調管理も仕事の内という価値観から逃れる唯一の方法は、やはり自分のビジネスを持ち、起業するのが一番ではないでしょうか。
最近では副業から始めて本業を超える収入を手にし、独立起業する方も増えてきました。
私もそのために、毎日ブログを書き続けています。
ぶっちゃけ、本業を頑張って収入を上げるよりは、副業で稼ぐことは難しくありません。
今あなたが「自分には副業なんて出来そうもない…」と思っているなら、それは「自分には出来ない」「自分には難しい」と勘違いしているからです。
非常に重要なので繰り返しますが、あなたがもし「自分は副業では稼げない」「稼ぐ自信がない」と思っているなら、それは全くの勘違いです。
「誰でもできるのに9割の人が気づいていない、お金の生み出し方」という本では、副業で大きく稼いでいる人とそうでない人には、知識・スキル・経験の差はほとんどないと断言しています。
私も全くの同意件です。
「副業したいけど稼げる自信がない…」という方でも、やり方さえきちんと学んで実践し続ければ、本業以上の収入は手に出来ます。
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まずは手始めに、下記の本を読んで「稼ぐことは難しい」という余計なマインドを取っ払いましょう。
個人で稼いで理不尽な社会とおさらばしたい!というあなたに超おすすめの一冊です。
ちなみに、上記で紹介した「誰でもできるのに9割の人が気づいていない、お金の生み出し方」は無料で読むことができます(2022年11月26日現在)。
無料で読む方法は下記の通りです。
- 【STEP1】Audibleの無料体験(30日間)を始める
- 【STEP2】無料体験へ入会したら、すぐに退会する
- 【STEP3】本をダウンロード
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1Audibleの無料体験を始める
まずは、聴く読書が楽しめる「Audible(オーディブル)」というサービスの無料体験を開始します。
Audibleの始め方については、下記の記事で分かりやすく解説しているので、ぜひ参考にしてください。
【関連記事】⇒ 初めてでもカンタン!Audible(オーディブル)の始め方・使い方を徹底解説
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2Audibleをすぐに退会する
Audibleの30日間無料体験を開始したら、すぐに退会しちゃいましょう。
すぐに退会しても無料期間終了(30日間)まで通常通り使用できますし、退会忘れによって料金が発生することがありません。
Audibleの退会方法については、下記の記事で分かりやすく解説しています。
【関連記事】⇒ 【スマホでも退会可能】Audibleの解約・退会方法。無料体験解約のタイミングはいつ?
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3本をダウンロードする
次に、Audibleのライブラリーへ本を追加します。
今回追加する本は「誰でもできるのに9割の人が気づいていない、お金の生み出し方」です。
2022年11月25日より聴き放題サービスの対象となっているので、ライブラリーへ追加して聴きましょう。
ライブラリーへの追加方法、Audibleの使い方については、下記の記事で分かりやすく解説しています。
⇒ Audible(オーディブル)の始め方と使い方を初心者に分かりやすく解説
⇒ Audible(オーディブル)のおすすめの使い方を6つご紹介
終わりに
以上、「体調管理も仕事の内」という価値観について、個人的に思うことを好き放題書いてみました。
本記事へ辿りついているということは、あなたも少なからず「体調管理も仕事の内っておかしいだろ」と感じているのだと思います。
私が本記事で紹介した対処法は、あまり現実的でないと思われるかもしれません。
しかし実際のところ理不尽な社会から逃れるためには、自分で稼ぐ力を身につけて独立するしか道は無いのです。
本記事の内容が、あなたに何かしらの「気づき」を与えられれば幸いです。