「社会人になって勉強を始めてみると、勉強って超楽しい!」
これは、私が最近しみじみ感じていることです。
実を言うと、学生時代はそこまで勉強は好きではありませんでした。
ですが今では本気で楽しいと思っているので、全く苦になりません。
むしろ暇さえあれば勉強したくなるほどです。
「元々そこまで勉強が好きだったわけじゃないのになぜ?」と思ったので、自分なりに理由を考えてみました。
当記事では、1日2時間以上勉強している私が、勉強楽しいと思う4つの理由に加え、
- 社会人は勉強で圧倒的な差がつく!その理由とは?
- これから勉強するなら、何から始めればいい?
などの疑問にもお答えしていきます。
社会人の私が勉強楽しいと思う4つの理由
結論から言えば、私が「勉強楽しい」と感じる理由は次の4つです。
- 自分が学びたいことを学べるから
- 学ぶ選択肢が増えたから
- 勉強に没頭しやすい環境だから
- 収入が増えるから
それぞれ詳しく解説していきます。
勉強が楽しい理由1.自分が学びたいことを学べるから
勉強が楽しいと思える一番の理由は、自分が学びたいことを学べるから。これに尽きます。
学生時代の勉強は、全く興味がない分野だろうが、半ば強制的に勉強させられます。
義務教育なので仕方がないことですが、やはり自分が興味がない科目を勉強するのは、なかなか楽しいと思えません。
補足
私は今、
- FP
- 簿記
- ブログ
- SEO
- マーケティング
など、実生活や副業に役立つことを軸に選んで、毎日勉強しています。
つまり「これから学ぶことを、自分の意志で選択している」というわけです。
これって実は、幸福度に大きく左右することはご存じでしょうか?
REITI(独立行政法人経済産業研究所)では、「幸福感と自己決定―日本における実証研究」において、以下のように発表しています。
本研究では、2万人の日本人の調査を行い、様々な質問をすることで、所得、学歴、健康、人間関係、自己決定を説明変数とする分析を行った。その結果、年齢との関係では、幸福感が中年期で落ち込む「U字型曲線」を描き、所得との関係では、所得の増加ほどには主観的幸福感は増加しないことが分かった。また、幸福感を決定する、健康、人間関係に次ぐ要因としては、所得、学歴よりも自己決定が強い影響を与えている。自分で人生の選択をすることが、選んだ行動の動機付けと満足度を高める、それが幸福感を高めることにつながるのであろう。
この研究で判明したのは、所得や学歴よりも「自らの意志で人生を選択すること」が、幸福度を高めるという点です。
学校の勉強は多くの場合、自らの意思で学びたい科目を選択することはありません。
学校から与えられた科目を、先生が解説する授業を受け、知識として吸収していきます。
つまり「自己決定」が介入する余地がほとんどないわけです。
あなたも、学生時代のことを思い出してみてください。
授業中に眠い目をこすりながら、「こんなこと勉強して、本当に将来の役に立つの?あぁ、眠ぃ」と思ったことはありませんでしたか?
こうなると、勉強が楽しいと思えない、勉強が苦手、という子供が多くなるのも頷ける気がします。
もちろん、義務教育は絶対に必要ですし、それを否定する気はさらさらありません。
ですが「自己決定」が介入しづらいからこそ、他の部分で「勉強って楽しい!」と思える点を見つける必要があるのです。
社会人の勉強は、学校で半ば強制的に「やらされている」勉強と、性質が全く異なります。
自分が学びたい分野を、自分で選択し、自分のやり方で勉強してみる。
だから社会人の勉強は楽しく感じるのです。
最近では「聴く読書」と呼ばれるAudibleというサービスもあり、忙しい社会人でも学びたいことを学べる環境が出来ています。
私もAudibleで隙間時間に勉強し、学んだ内容を実践したことで、あっという間に収入が1.4倍になりました。
このように、学びたいことを自分で選択し、それが何かしらの成果に繋がれば、さらに勉強のモチベーションが高まります。
こうした正のループが回ると、「勉強してて本当によかった」と思えますし、より勉強が楽しく感じられます。
勉強が楽しい理由2.学ぶ選択肢が増えたから
私が「勉強楽しい」と思える理由の一つに挙げられるのが、「学ぶ選択肢が増えたから」です。
一昔前に比べて、現代は非常に勉強しやすい環境にあります。
例えば、本を読む、参考書を見ながらノートをとる以外にも、
- YouTubeを見る
- Udemyでプロの講義を受ける
- Audibleを通勤中に聴く
- スマホアプリで隙間時間に勉強
など、多種多様な勉強ツールがあり、自分が好きな方法で勉強できます。
一方、一昔前までの勉強と言えば、
- 読書をする
- セミナーやスクールに通う
- 参考書を読みながらノートをとる
- Webサイトで情報を集める
などの方法がありましたが、現代はこれ以上に選択肢が増えているわけです。
こうした選択肢が増えたことにより、
- 活字を追うのが苦手
- ノートをとるのが面倒
- 勉強したいけどお金がない
など、「何らかの理由で学べない社会人」でも、自分に適した手段で学ぶことができます。
こうした「選択肢の多さ」が勉強に対する心理的ハードルを下げ、「勉強楽しい!」と思うようになったと実感しています。
現代は多種多様な学び方があります。
「勉強したいけど、机に向かうのは抵抗がある…」
「本を読みたいけど、活字を追うのが苦手…」
という方は、ぜひ他の勉強方法を選んでみてください。
参考までに、私が普段よく使用している勉強ツールを紹介しますね。
※クリックすると、各サイトへ飛びます
サービス名 | 料金 | 学び方 | コメント |
YouTube | 無料 | 動画(見て学ぶ) | 無料なのに優良情報の宝庫 |
Udemy | 受講コースによる | 動画(見て学ぶ) | スキル取得におすすめ |
Kindle Unlimited | 月額980円(無料期間あり) | 読書(読んで学ぶ) | コスパ最強 |
Audible | 月額1,500円(無料期間あり) | 音声(聞いて学ぶ) | 隙間時間が勉強時間に! |
YouTube以外はお金がかかりますが、はっきり言って、お金を出しても損はしません。
結局、身銭を切って学び、行動した人が勝つのが人生です。
こんなにたくさん学ぶ選択肢があるので、あなたも自分が楽しいと思える勉強方法を見つけてみてください。
勉強が楽しい理由3.勉強に没頭しやすい環境だから
勉強する時間が限られている社会人は、勉強に没頭しやすい環境にあります。
社会人が勉強に没頭しやすい理由は、使える時間が限られているからです。
後述しますが、時間が限られているからこそ、人は目の前の作業に没頭しやすくなります。
キーとなるのは没頭です。
ポジティブ心理学の第一人者マーティン・セリグマン氏は、幸福の5つの要素の一つとして「Engagement(没頭すること)」を挙げています。
詳細は当記事の本意ではないため割愛しますが、「人は何か物事に没頭しているとき(フロー状態のとき)、幸福を感じる」というのが、セリグマン氏の主張です。
学生時代は授業というまとまった勉強時間が与えられますが、社会人はそうはいきません。
仕事・家事・育児の合間を縫って、自分で時間を作る必要があります。
時間が限られていると、人はどうなるでしょうか?
そうです。
何とか時間内に終わらせようと、目の前の作業に必死に集中します。
例えば、夏休み終了ギリギリになって、山ほどあった宿題を一気に終わらせた経験はありませんか?
あれも、制限時間によって高い集中力が生み出されている例です。
社会人は時間が限られているからこそ、勉強に没頭しやすくなります。
そして勉強に没頭しやすいからこそ、幸福を感じやすくなる。
こう考えると、「勉強楽しい!」という社会人が増えるのも頷けます。
勉強が楽しい理由4.収入が増えるから
学生の勉強の場合、テストの点数や成績という形でリターンが反映されますが、社会人は収入が増えるという形で現れます。
勉強すれば知識やスキルが増え、市場価値が高まり、結果的に収入アップにつながるというわけですね。
ですが、それだけではありません。
学んだことを少し実践するだけで、無駄な支出を大幅にカットすることも可能です。
例えば私の場合、お金の勉強をし、それを行動に移したことで月1万2000円の節約に成功しました。
具体的に何をしたかというと、リベラルアーツ大学の書籍を読み、その内容を実践しただけです。
私が実践したのは
- 無駄な生命保険の解約
- 自動車保険の乗り換え&プラン変更
- 電力会社の乗り換え
たったこれだけです。
本に書かれている内容を実践しただけで、月1万2000円の節約、言い換えれば年収が14万4,000円アップしたのと同じ効果を得られたのです。
14万円もあれば、年に1度は国内旅行へ行けます。
このように、本に書かれている内容を実践するだけで、お金を増やすことができるわけです。
勉強しない社会人は一生搾取される理由でも書きましたが、世の中、知らないだけで損をすることはたくさんあります。
しかも勉強しない人はその事実に気づけないため、お金を無駄に払っていることに気づけません。
ですが、きちんと勉強すれば無駄なお金を払っていたことに気づけます。
そして学んだことをきちんと実践すれば、無駄な支出を抑えることができます。
一度身につけた知識やスキルは、自分が死なない限り永遠に自分のものです。
このうまみを知っていると、あなたも「勉強楽しい!」と思えますよ。
勉強が楽しいのは、頭がおかしい? ←そんなわけない
「勉強が楽しいなんて、頭おかしいの?」
そう思ってしまう気持ちは、よくわかります。
私も学生時代は、そこまで勉強が好きじゃなかったからです。
「勉強は辛いもの。我慢しながら取り組むもの」という認識でした。
ですが、今はそうは思いません。
むしろ真逆で、「勉強とは究極の娯楽」ととらえています。
これは、自発的な学びを通して「そもそも勉強とは楽しいもの」だと気づけたからです。
自分が学びたいことを学んで成果が出ると、これほど嬉しいことはありません。
強がりでも頭がおかしいわけでもなく、ただ純粋に「楽しい」というのが、嘘偽りのない本音です。
あなたも趣味に打ち込んでいる時間は何よりも充実して、楽しいと感じるのではないでしょうか?
それと全く同じです。
私を含む「勉強が楽しい!」と言っている社会人は、本当に勉強が楽しいと思っています。
ぶっちゃけ私としては、
「新しいことを学ぶのは楽しいし、教養が身につくし、収入も上がるし、搾取される人生を回避できるし、むしろなんで皆やらないの?」
というのが本音です。
当記事へ訪れたということは、あなたも少なからず勉強に興味があると思います。
それなら、今すぐにでも何か勉強を始めてみませんか?
社会人は勉強で圧倒的な差がつく
社会人は、勉強しているか否かで圧倒的な差がつきます。
勉強しているかしないかで、その人の市場価値が大きく変わるからです。
例えば、
- 毎日勉強してスキルを磨くAさん
- 現状に満足して遊び惚けるBさん
の場合、Aさんの方が市場価値が高まることは明らかです。
たとえBさんが超優秀な人でも、いずれAさんに追い抜かれてもおかしくありません。
正直、社会人なのにこの事実に全く気付いていない人は大勢います。
例えば、博報堂生活総合研究所が2020年に行った調査によると、「教養・勉強のためにお金をかけている」という人の割合は10%弱という結果が出ています。
「現在、何にお金をかけていますか?」という質問に「自分のための教養・勉強」と答えた人の割合は前回からほぼ変化がなく、2020年は9.4%となりました。男女差はほとんどなく、2020年もほぼ同率になりました。地域差はほとんどなく、2020年もほぼ同率になりました。
2020年といえば、世界中がコロナに苦しめられていた年ですね。
個人的には、外出自粛の影響もあり自宅で勉強している人が増えたかな?と思っていたのですが、データを見る限りそれはなさそうです。
もちろん、コロナに対する不安で勉強にお金を割く余裕が無かったり、中には生活が手一杯の人もいたと思います。
にしても、10%以下はさすがに少なすぎではないでしょうか…。
お金が無くても、YouTube動画でいくらでも学習できます。
例えば下記の動画を見て勉強・実践すれば、賃貸物件を借りる際の費用を大幅に削減できます。
世の中、「知らない」というだけで大損することが多いのに、大半の人が勉強していません。
大半の人が勉強していないということは、今すぐ勉強を始めることで、他の社会人と圧倒的な差をつけられるということです。
とはいえ、実際に勉強を始めても、モチベーションを維持できずに脱落する社会人もいます。
これから勉強をするなら、「自分が勉強を続けられそうな分野」を選ぶのがおすすめです。
また、ビジネス書を時間の無駄にしないためにできることでも書きましたが、知識は詰め込むだけでなく「実践」が必須です。
大人になってから勉強するなら何から始める?
大人になってから勉強するなら「自分が興味がある分野」がおすすめです。
あとは、キャリアアップや収入アップが見込める勉強もいいと思います。
いずれにしても、「何のために勉強するのか?勉強することで得たいリターンは何か?」という軸で考えるのが重要です。
こうして学ぶ分野を選べばモチベーションが継続しやすいですし、より楽しく感じられますよ。
例えば、私がブログやSEO、マーケティングの勉強を始めたのも、収入アップという嬉しい見返りがあったからです。
でもそれだけではなく、
- 文章を書くのが好き&得意
- タイピングが得意(寿司打のランキングで3位)
- 誰かに何かを教えるのが好き
- 心理学やマーケティングに興味がある
- 一人で黙々と作業するのが好き
- ブログが好き
など、私にガッチリはまる要素がたくさん含まれていたからです。
「副業ブログ」というものを知った瞬間、「これだ!」と思ったのを今でも覚えています。
興味がある分野に片っ端から手を出してみる
興味がある分野に片っ端から手を出すと、「楽しい」と思える分野に出会える可能性が高まります。
例えば私は今、
- FP
- 簿記
- ブログ
- SEO
- マーケティング
を中心に勉強していますが、これは「私が興味がある分野」の一握りに過ぎません。
他にも、
- 英語
- 数学
- 物理(量子力学)
- プログラミング
- 政治
- 歴史
- 法律
- 経済
- 哲学
- 投資
- 税金
- 資産運用
- テクノロジー
などの分野に興味があります。
細かく分けるとまだまだたくさんありますが、ざっくり分けるとこんな感じです。
こうして「自分が興味が持てそうなジャンル、分野」をピックアップして、片っ端から勉強してみたのです。
もっといえば、一切興味がないジャンルの本も読んでみて、自分が興味が持てる分野を徹底的に絞りました。
※詳しくは、以下の記事で解説しています!
-
【今すぐできる】大人になって勉強したくなったら、まずはこれ
「大人になって勉強したくなったけど、何を勉強すればいいか分からない…」 こんな風にお悩みではないでしょうか? 大人になって勉強したくなったら、まずはKindle Unlim ...
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その中で特に「楽しい」「しっくりくる」と感じたのが、ブログやFP、簿記というわけですね。
興味がある分野をピックアップし、とりあえずやってみる。
やってみて楽しかったら、それを伸ばしてみる。
「なんか違うなぁ」と思ったら、他の分野に手を出してみる。
こんな感じで、自分なりに考えて、自発的に行動してみることも、幸福度を高める自己決定のひとつです。
まずは、
「とりあえずやってみるかー」
という軽い気持ちで始めてみるといいですよ。
「とりあえずやってみる」という軽い感覚で勉強するなら、無料で勉強できるYouTubeがおすすめです。
もしくは、あらゆるジャンルの本を揃える、Kindle Unlimitedもいいでしょう。
また、勉強とは少し違いますが、副業を始めてみるのもおすすめです。
副業で稼ぐためには「学び」が必須であり、自分から勉強せざるを得ない環境へ飛び込めるからです。
また、自分のビジネスを始める以上、会社員では得られない学びが数多くあります。
私がおすすめする副業は、情報発信ビジネスの一つであるブログ。
「ブログ作るのって難しそう…」と思うかもしれませんが、以下の記事を参考にすれば10分くらいで作れますよ。
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【誰でも簡単】ブログの作り方を初心者向けに超分かりやすく解説
「ブログを始めたいけど、どうやってブログを作ったらいいの?」 WordPressブログを開設するときって、分からないことだらけでとても不安ですよね。 失敗したらどうしよう…設定を間違えたらどうしよう… ...
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学びたい分野を見つけるなら、しっかり自己分析を
私がブログという素晴らしい趣味に出会えたのは、やはりきちんと自己分析したからに他なりません。
ハッキリ言って、大人になってから勉強したい!と思えている時点で、あなたは他の社会人より頭一つ抜けています。
そもそも多くの人は、「何か勉強をしたい」とすら思わないからです。
「平成28年社会生活基本調査」では、社会人の平均勉強時間は6分という驚異のデータも出ています(出典:平成28年社会生活基本調査)
あなたは「学びたい」という気持ちを大切にしつつ、
- そもそも自分は何に興味があるのか?
- なぜそれを学びたいのか?
- それを勉強することで何が得られるのか?
- 自分が得意なことは何か?
- 昔得意だったことは何か?
- 周囲からよく褒められることは何か?
など、色々な角度から自己分析を行ってみてください。
まずは自分を知ることで、大人になった自分が何を学びたいか?が徐々に見えてきますよ。
興味を持った分野があれば、さっそく勉強を始めましょう。
今ではYouTubeに大概の動画はあるので、きっとあなたが学びたい分野の動画もあるはずです。
興味がある分野を片っ端から試してみて、「これは違うなぁ」と思ったら、また別のことにチャレンジ。
これを繰り返していけば、おのずと「この勉強、めっちゃ楽しい!」と思えるものに出会えると思います。
終わりに
「学生の本分は勉強だ」という言葉もありますが、これは社会人にも同じことが言えます。
というより、社会人こそ勉強した方が良いというのが私の持論です。
理由は当記事でさんざん主張している通りです。
勉強が楽しくないと感じる人は、ぜひ自分が好きなこと(趣味でも可)から勉強してみてください。
自分の好きなことが分からない人は、自分の興味があることを勉強してみてください。
自分の興味があることが分からない人は、まずは自己分析から取り組んでみてください。
自己分析しても見えてこなかったら、今まで挑戦したことがないことに挑戦してみてください。
誰にでも「得意なこと」があるように、誰にでも「勉強して楽しい」と思える分野があるはずです。
もちろん、あなたにもあります。
勉強しているけど、イマイチ楽しくない…という方は、まずはそれを見つけることから始めてみましょう!