「こっちはまだ仕事が残っているのに、長話する先輩が迷惑」
「休憩時間なのに、平気な顔して仕事の話をしてくる上司がうざい」
「在宅副業で仕事中なのに、家族が話しかけてきてうんざり」
仕事だったり趣味だったり、自分の時間を誰かに邪魔されるとイラっときますよね。「社会人だから我慢すべき」「親だから我慢すべき」という考え方もあるかもしれませんが、私ははっきりとNOを突きつけたいと思います。
本記事では、本業・家事・育児をしながら自分の時間をたっぷりと確保している私が、下記の内容を解説していきます。
本記事を最後まで読めば、自分の時間を確保する具体的な方法がわかり、自由な時間を増やすヒントが手に入りますよ。おまけに、年収アップのヒントまで得られます。
ぜひ最後までお読みください。
自分の時間を邪魔されたくないのが当たり前である3つの理由
「自分の時間を邪魔されたくない!」というのは、そもそもただのワガママではないのか?
こんなふうに考えたことはないでしょうか。
私としては、自分の邪魔をされたくないというのは人として当たり前の感情だと思います。主な理由は次の3つです。
理由1.大切なものを奪われているから
自分の時間を邪魔されることは、大切なものを奪われていることと同じであるため、怒りを感じるのは当たり前です。大切なものを奪われて、怒りを感じない人などいません。
例えば、自分が大切にしているコレクションを誰かに奪われたら、誰だってその相手に怒りを感じますよね?ゲームやバッグ、衣服、車など、どんなものであろうと関係はありません。
「私はこれが大切だ」と思うものを奪われたら怒りを感じる。人として至極当たり前の反応です。
あなたも私も「自分の時間」をとても大切に思っているからこそ、時間を奪ってくる人に対して怒りを感じるのです。怒りが湧いてくるメカニズムを考えると、何もおかしいことではありません。
むしろ自分が大切にしているものを奪われてヘラヘラ笑っているほうが、よほどおかしな人ではないでしょうか?
理由2.幸福の時間を奪われているから
自分の時間を奪われるということは、趣味・仕事・リラックスの時間を奪われていることと同じです。
例えば、せっかく本の世界に没頭しているのに、誰かから話しかけられてきたらイラっとしませんか?あまり知られていませんが、人は何かに没頭している時に幸福を感じる生き物です。
例えば、ポジティブ心理学の創設者マーティン・セリグマンは、自身のPERMA理論で「人を幸福にする5つの柱」の一つとしてEngagement(没頭・没入)を挙げています。
また、神戸大学が2018年に2万人を対象に実施した調査では、所得や学歴より「自己決定」が幸福度を上げると結論づけています(参考:所得や学歴より「自己決定」が幸福度を上げる)。
自分の時間を邪魔されるのは、没頭状態や自己決定の機会といった「幸福の瞬間」を奪われていることと同じです。自分にとって幸福な時間を奪われていると考えると、怒りを感じるのは当然ではないでしょうか。
理由3.自己防衛本能が働いているから
自分の時間を奪われることは「自分の時間を大切にしたい」という価値観を傷つけられることと同じです。人は価値観を傷つけられると防衛本能が働き、怒りを感じることが心理学的に判明しています。
例えば、仕事の休憩時間にゆっくりしているとき、上司や同僚から仕事の話を持ちかけられるとイラっときませんか?
「こっちは休憩しているんだから、今仕事の話すんなよ」とウンザリすると思います。私はめちゃくちゃ経験があります。というか、そもそも休憩時間は「仕事から離れて一息つける貴重な時間」です。
言ってみれば、仕事から離れて自分のためだけに使える時間。自分のためだけに使える時間を奪われていると考えると、怒りを覚えるのは当然ではないでしょうか?
自己防衛本能である以上、理性で抑えられるものではありません。人間が怒りを感じるメカニズムからみても、自分の時間を邪魔されたくないと思うのは当然なのです。
自分の時間を邪魔されたくない人が実践したい5つの対処法
お金を大切にするためには、お金を守るための対策が必要です。時間も全く同じで、自分の時間を守るためには邪魔されないための対策が必要となります。
下記の5つは、自分の時間をこよなく愛する私が、日頃から実践している方法です。
どれか1つを実践するだけでも、自分の時間を守れるはずです。ぜひ参考にしてください。
対処法1.自由に使える時間を増やす
自分の時間を邪魔されたくない!という気持ちが強いなら、まずは「自由に使える時間」を増やしてみてはいかがでしょう。
自由な時間を増やす具体的な方法は、次の通りです。
- 時短家電を使う
- 宅配弁当を使う
- 早起きする
中でも「早起きする」は明日からすぐに実践できる方法です。いきなり1時間早く起きるのは辛いと思うので、まずは30分を目安に早起きしてみましょう。
もし早起きがあまり得意でないなら、お金で時間を買うことも手段のひとつです。私も早起きはあまり得意ではないので、下記の記事で解説している方法を実践しています。
-
【時間が増える】時間をお金で買う具体例13選!おすすめ・難易度別まとめ
「社会人になってから、自由な時間が全然ない!」 あなたはこんな風に感じたことは無いでしょうか? もしそんな悩みを抱えているなら、本記事の内容は必ずあなたのお役に立ちます。 本記事では時間をお金で買う1 ...
対処法2.時間を奪う人と距離を置く
自分の時間を邪魔されないために、時間を奪う人とは距離を置くように心がけましょう。時間を奪う人との付き合い方を見直さないと、いつまで経っても時間を奪われ続けるからです。
例えば、仕事中の雑談がやたらと長い人や、ググれば答えが出ることを何度も聞いてくる人からは離れましょう。
「相手の時間を奪っている」という発想を持てない人といつまでも関わっていては、あなたの時間は奪われるばかりです。
時間を奪う人とは縁を切るのが一番なのですが、どうしても縁を切れない人(会社の人など)もいると思います。どうしても縁を切れない人とは、最低限の付き合いを心がけてみてください。
例えば、雑談が長い人に対しては、雑談を早く切り上げるように心がけましょう。「今少し立て込んでいるので」「仕事が残っているので」といった断り方をすれば、長時間の雑談を避けられます。
また、なんでも質問してくる人には、答える前に「まず自分で調べてみて」と伝えるのも効果的です。
休憩時間に仕事の話をしてくる空気を読めない人には「今休憩中なのであとで伺います」と、やんわりとハッキリいいましょう。ただし、言い方がキツくならないように注意が必要です。
ほんと、始業前や休憩時間に仕事の話してくる人ってうんざりですよね。でも感情は絶対に抑えましょう!
私の周りにも時間泥棒がたくさんいましたが、最低限の関わりで済むように心がけていました。ぜひ参考にしてください。
対処法3.家族からの協力を得る
家族がいて自分の時間を確保するのが難しい場合は、一人の時間が欲しいことを伝えて協力を求めてみましょう。家族からの協力を得られれば、自分の時間を格段に確保しやすくなります。
例えば「夜8時〜9時までの1時間だけ副業させて」と頼めば、1時間は副業の時間を確保できます。趣味やリラックスの時間にしても同様で、相手ときちんと相談すれば、自分だけの時間を確保できるはずです。
家族から協力を得るコツは、相手にも見返りとして自由な時間を与えることです。
当たり前すぎる話ですが、協力してくれた妻(夫)にも自由な時間を作ってあげてください。特に子育て中はイレギュラーの連続でまとまった時間がなかなか取れません。これでは、自分もパートナーもストレスが溜まるばかりです。
私も娘が小さい頃は、自分の時間を確保するのにとても苦労しました。ですが妻と協力して、お互いに自分だけの時間を作るようにしていたため、ストレスはほとんどありませんでした。
「家族に自分の時間を邪魔されたくない!」という方は、ぜひお互いに協力し合って、お互いの自由な時間を作ってみてください。
対処法4.電話は極力避けてもらう
仕事でもプライベートでも、なるべく電話は避けてもらうように相手にお願いしておきましょう。何かに集中している時、スマホに通知が入ったり電話がかかったりするのを防ぐためです。
せっかく趣味に没頭していたのに、突然電話がかかってきて中断されたらめちゃくちゃイラっとしませんか?先ほども述べましたが、人は「何かに没頭している時間」に幸福を感じます。
突発的な電話によって自分の幸福の時間を奪われては、たまったものではありません。緊急の要件ならまだしも、「それメールとかLINEでよくない?」と思うようなしょうもないことで、幸福の時間を奪われたくないですよね?
私の場合、「業務時間外のLINEや電話には一切対応できません」と会社にハッキリ伝えていました。家族に対しては「なるべくLINEで、どうしてもという場合は電話で」というふうにお願いしていました。
とにかく「なるべく電話がかかってこない環境」を整えることが大切です。あなたができる範囲で、ぜひ実践してみてください。
会社に対してはきちんと「つながらない権利」を主張していきましょう!
対処法5.断る勇気を持つ
何事に対しても断る勇気を持つことも、自分の時間を確保するための対処法です。相手の誘いを上手く断れるようになれば、必然的に自分の時間を増やせます。
例えば、残業を断る・飲み会を断るのが典型的な方法ですね。また、休憩時間に仕事の話をキッパリ断るのも方法のひとつです。
自分の時間を奪う誘いを断らなければ、あなたの時間は相手に奪われ続けるだけです。
「でも、自分は断る勇気が持てない…」という方もいると思います。確かに、せっかくの相手の誘いを断るのは、少し申し訳ない感じがしますよね。会社での居心地が悪くなる可能性も考えると、断るのが怖くなるのは当然だと思います。
でも、人に与えられた時間は1日24時間しかありません。
限りない時間の中で、自分の時間を多く確保するためには、捨てられる時間は積極的に捨てるしかないのです。
「断る勇気を持ちたい!」というあなたは、断り方を知って、少しずつ練習していきましょう。「断る力」を身につけるなら、勝間和代さんの下記の本がおすすめです。
この本を読めば、「なぜ、断る力を身につけると時間とお金が増えるのか?」「どうやって断る力を身につければいいのか?」がよくわかります。
- 断ることに罪悪感を感じる
- 具体的な断り方を知りたい
- 断る力を手にして自由な人生に近づきたい
どれか1つでも当てはまる方におすすめの本です。
Audibleへ登録すれば「聴く読書」という形で本を読めるため、時間がない社会人に特におすすめです。
聴き放題へ登録→即退会すれば完全無料で30日間聴く読書を楽しめるので、興味がある方は下記のボタンをタップして、Audible聴き放題へ登録してみてください。
H2 自分の時間を邪魔されたくない私が実践する1日の自由時間を増やす方法
「自分の時間を邪魔されたくない!」という気持ちがめちゃくちゃ強い私ですが、今では仕事・家事・育児をこなしながらも自分が好きな時間を十分に確保できています。
私が好きな時間を確保できているのは、Audibleというサービスを使っているからです。Audibleとは、Amazonが提供する「本を読み上げてくれるサービス」のことで、家事などの単純作業の時に読書ができます。
読書・勉強が好きな私は、家事・育児・通勤などの時間を、自分が好きな「読書・勉強の時間」へと変換していました。家事の時間はとにかく苦痛でしたが、Audibleを使うだけで、楽しい時間へと変わりました。
自分の時間をまるっと確保したいなら家事代行を利用すれば済む話です。しかし、以前の私のように金銭的に難しいという人も多いと思います。
それなら、私のように「嫌な時間」を「読書の時間」「勉強の時間」「趣味の時間」に変えてみてはいかがでしょうか。
家事も通勤の苦痛が軽減されますし、毎日Audibleで自己投資を積み重ねれば、年収アップにも期待できますよ。