「会社のために生きることって、なんかおかしくない?」
社会人になって以来、私は常々こんな考えを持っています。
本記事へ訪れたあなたも、恐らく私と同じような考えを持っているのではないでしょうか?
そうであれば、あなたの感覚は正しいです。
世の中には「会社のため」という大義名分を掲げて自分を犠牲にし、いつまでも不満を抱えながら会社へ尽くしている方がいます。
そんな人生、心底嫌じゃないですか?
もし「会社のために生きるのはごめんだ!」とお考えなら、自分のために働いてはいかがでしょう。
そのほうが、かえって仕事もプライベートも上手くいくようになるからです。
むしろ、会社のために働くと、逆に会社のためになりません。
というわけで本記事では、下記の内容について解説していきます。
- 会社のために働く必要はない2つの理由
- 会社のためではなく、自分のために働くと上手くいく理由
- 自分の人生を生きるための2つの対処法
本記事を読めば、
会社のために生きるのが、なぜ良くないのか?
自分のために生きるには、どうすればいいのか?
について分かりますよ。
そもそも「会社のために働く」とはどんな状態か?
本記事における「会社のために働く」とは、下記のような状態のことです。
- プライベートよりも仕事を優先している
- たくさんの不満を抱えながらも我慢している(有給が取れない、休日出勤・サビ残の常態化など)
- 会社を辞めたいけど、申し訳なくて辞められない
他にもいろいろとありますが、上記に該当している場合は「会社のために生きている」と考えても良いです。
自分の人生よりも「仕事」を優先にしているからです。
確かに、人生において仕事はとても大切なことだと思います。
仕事をしなければお金は稼げませんし、家族がいるなら家族を養うためにも仕事が必要だからです。
私にも大事な妻と娘がいるので、あなたのお気持ちはよく分かります。
しかしだからといって、自分の人生全てを犠牲にして会社のために働けば、その先に待っているのは「後悔」しかありません。
死ぬ瞬間の5つの後悔(※タップするとAmazonへ移動します)という本でも、死ぬ瞬間のよくある後悔のひとつに「働きすぎなければよかった」というものがあります。
想像してください。
あなたは今、病院のベッドで横になっています。
家族に見守られながら、天国へ旅立つ直前です。
あなたは全身の力が徐々に抜けていくのを感じています。
人生の最期を悟り、「いよいよか」と覚悟を決めます。
その瞬間、あなたは何を思いますか?
「あんなに働きすぎなければよかった…」「もっと家族と過ごしたかった」「もっと趣味を楽しみたかった」と後悔しながら旅立ちたいですか?
せっかくなら、「最高の人生だった」と思って旅立つ方が良くないですか?
自分の人生を犠牲にして会社のために生きていれば、高い確率で後悔します。
もし、上記で挙げた「会社のために生きている状態」に該当するなら、徐々にでもいいので、「自分のために働く」「自分の人生を生きる」と考えてみてください。
会社のために働く必要なんてない2つの理由
次に、会社のために働く必要がない2つの理由について解説します。
会社のために働く必要がない理由
- あなたの人生はあなた「だけ」のものだから
- 「会社のために働くこと」が、会社のためになるとは限らないから
では、それぞれ詳しく解説していきます。
あなたの人生はあなた「だけ」のものだから
私が一番お伝えしたいのは、あなたの人生は他の誰でもなく、あなたのものということです。
あなたの家族(親、妻、子ども)のものではありませんし、ましてや会社のものでもありません。
あなたはあなたの人生を生きましょう。
もし今いる会社が好きなら、会社のために生きる、会社のために仕事を頑張るという生き方も素晴らしいと思います。
その人自身が選択した人生であり、それもまた一つの生き方だからです。
一方で、「会社」や「仕事」が生きるための手段に過ぎないなら、「会社のため」という考えはあなたを不幸にします。
あなたには、他に優先すべき「目的」があるはずだからです。
会社で働くことが手段に過ぎないと思うなら、あなたの人生の目的は何でしょうか?
妻や子どもと過ごす時間でしょうか?趣味に生きる時間でしょうか?
いずれにしても、あなたの人生は会社のものではなく、あなたのものです
会社で働くことなんて、生活のため、趣味のため、家族のためでもいいじゃないですか。
仕事なんて、あなたの人生の目的を達成する手段にしかすぎません。
手段のために生きるのは、自分の人生を犠牲にしているのも同じです。
あなたはあなたの人生を生きましょう。
「会社のために働くこと」が、会社のためになるとは限らないから
「会社のため」と身を粉にして働くことは、必ずしも会社のためになるとは限りません。
自己犠牲の精神で働けば、仕事の効率が落ちたり体調不良に陥ったりなどのリスクが大きくなるからです。
そもそも会社の仕事におけるあなたの役割は、「労働」という価値を会社へ提供することです。
そして、その生み出した価値に対して「給料」という対価が支払われます。
会社としては、自社の利益のために、あなたに価値を提供してもらいたいと考えているわけです。
仕事のため!会社のため!と自己犠牲気味に自分を奮い立たせても、いつか必ず限界がきます。
限界が訪れて体調を崩せば、仕事どころの話ではありません。
「会社のために生きる」という自己犠牲の精神は、かえって会社のためにならない可能性があるのです。
詳しくは後述しますが、「自分が生きるために働く」と考え方を変えると、心にも余裕ができてきて、仕事もプライベートも上手くいきやすくなります。
結局、会社のために生きるのではなく「自分のために働く」と上手くいく
会社のために生きるという働き方よりも、自分のために働くと、結果としてすべてが上手くいくようになります。
例えば、毎日の仕事に対して下記のような考え方をすれば、自分の人生を生きることに繋がります。
- 自分の生活のため
- 趣味にお金を使うため
- 年収を上げるため
- スキルを身につけるため
- 出世のため
- 独立を目指すため
- 自己成長のため
すでにお気づきだと思いますが、上記の目標は全て会社のためというよりもすべて「自分のため」です。
矢印が全て、「自分」を向いているわけですね。
古い考え方の人間から「社会人としてあるまじきことだ!」とお叱りを食らいそうですが、会社に「労働」という価値を提供していれば、何の問題もないはずです。
先述のように、私たち会社員は会社に労働という価値を提供することで、その対価である給料をもらっています。
自分が何を考えているかはどうあれ、会社にきちんと価値を提供しているのであれば、文句を言われる筋合いはありません。
会社に対しきちんと価値を与えれば、会社は利益を出せます。
そしてあなたの評価は上がり、昇給やスキルアップなど、あなたも自分の目標を達成できるようになります。
要するに、あなたが「自分のため」と毎日の仕事をこなすだけでも、会社とあなたはWin-Winの関係になれるというわけです。
そもそも会社の目的は、顧客に対してより良いサービス(価値)を提供し、利益を上げることです。
あなたが生活のため、家族のために働こうが、会社の利益に貢献している事実は全く変わりません。
「そうはいっても、やっぱり会社に悪いのでは?」と、思うかもしれません。
ですが、社会人の多くが「お金のために働いている」ということは、内閣府が発表する「国民生活に関する世論調査」で明らかになっています。
働く目的は何か聞いたところ、「お金を得るために働く」と答えた者の割合が56.4%、「社会の一員として、務めを果たすために働く」と答えた者の割合が14.5%、「自分の才能や能力を発揮するために働く」と答えた者の割合が7.9%、「生きがいをみつけるために働く」と答えた者の割合が17.0%となっている。
上記のデータから、日本人の56.4%は、会社のためではなく「お金のため」に働いていることが分かります。
また、現役世代に該当する年代(18歳から50歳代)においては、「お金を得るために働く」と答えた者の割合が60%以上というデータも出ています。
年齢別に見ると、「お金を得るために働く」と答えた者の割合は18~29歳から50歳代で、「社会の一員として、務めを果たすために働く」と答えた者の割合は70歳以上で、「生きがいをみつけるために働く」と答えた者の割合は60歳代、70歳以上で、それぞれ高くなっている。
このように、社会人の多くが「お金のため」と割り切って働いているのが現状です。
あなたも「自分のため」「生活のため」「お金のため」など、自分のために働いてしまいましょう。
自分のために生きましょう。
罪悪感を覚える必要はありません。
先述のように、いくら自分本位で働こうが、結果的に会社とあなたはWin-Winの関係になっているのですから。
今の会社では自分のために頑張れない…という場合の2つの対処法
会社のために生きるのでなく自分のために頑張った方が良い、というのは再三述べている通りですが、中には「今の会社では自分のために頑張れない」という方もいらっしゃると思います。
そんな方におすすめなのが下記の2つの対処法です。
- 自分で稼ぐ力を身につける
- 転職を視野に入れる
では、それぞれ詳しく解説していきます。
自分で稼ぐ力を身につける
自分のために生きるには、やはり自分の力で稼げるようになるのが一番の解決策です。
要するに「副業を始めて、自分で稼ぐ力をつけましょう」ということですね。
自分で稼ぐ力を身につければ、会社のために生きることと無縁になれるからです。
副業の収入が本業収入を超えれば、時間もお金も住む場所も、全て自由になります。
私も現段階では、経済的・時間的自由を目指しつつ「自分と家族のために」本業に打ち込んでいます。
「個人で稼ぐって、なんか難しそう…」と思うかもしれません。
ですが、「会社のために働くって、本当に正しいの?」ときちんと自分の頭で考えられるあなたなら、副業だけで生活できるレベルまで到達できる可能性があります。
私も世間一般的には凡人以下の人間と自負していますが、文章だけでお金を稼ぐことに成功しています。
「絶対に稼げる」なんて無責任なことは言いませんが、個人ビジネスは、とにかく「自分の頭で考えられる人」でなければ絶対に結果は出ません。
つまり、あなたのように社会の常識に対し、きちんと疑いの目を持てる方でなければならないのです。
私がおすすめする副業は断然ブログ。
本業の空き時間にコツコツと出来ますし、経済的自由・時間的自由を手に入れられる最強のビジネスだからです。
今はブログの開設も非常に簡単で、下記の記事の通りに手を動かすだけでブログが作れます。
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【誰でも簡単】ブログの作り方を初心者向けに超分かりやすく解説
「ブログを始めたいけど、どうやってブログを作ったらいいの?」 WordPressブログを開設するときって、分からないことだらけでとても不安ですよね。 失敗したらどうしよう…設定を間違えたらどうしよう… ...
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もちろん、ブログである必要はありません。
あなたが取り組めそうなものなら、なんでもOKです。
いずれにしても「今の会社では、いくら自分のためとは言え働きたくない…」という場合は、副業という形で「自分のビジネス」を持つことをおすすめします。
転職を視野に入れる
私としては「自分で稼げるようになること」をおすすめしますが、一応、転職するという手段もあります。
転職に成功すれば、「会社のために生きる」なんて自己犠牲的なマインドが捨てられますし、あなたも充実した人生が送れるかもしれません。
ただ、「今すぐ会社を辞めろ」なんて無責任なことは言いません。
いきなり会社を辞めてしまうと、「早く次の就職先を見つけたい」という思いが先行し、転職に失敗する恐れがあるからです。
それなら、今の会社で働きながら、ゆーっくりと転職先を探す…という方法はいかがでしょう。
私も2022年10月に現在の会社へ入社したのですが、転職活動は仕事を続けながら行いました。
その際に使用していた転職サービスが、リクナビNEXTです。
求人数が多いだけでなく、希望条件を登録しておくだけで新着求人が続々と届きます。
転職活動を行っている方はもちろん、転職情報を集めたい方やも登録OKです。
よって、「今は転職する予定はないけど、良さそうな企業があれば転職したい…」という方にもおすすめです。
またリクナビNEXTには、会員専用の診断ツール「グッドポイント診断」があります。
グッドポイント診断とは、簡単に言えば自分の強みが分かる診断テストのことです。
出題される質問に答えることで、18種類ある強みの中から、あなたの強みTOP5を無料で診断できます。
自分の資質が分かるストレングスファインダーのようなものですね。
下記は、私が実際に受けた診断結果です↓
診断結果を見ての第一の感想は、
でした。
自分の強みが分かれば、転職活動のアピールポイントが増えるだけでなく、本業や副業、日常生活にも活かせます。
例えば独創性が一番の強みである私は、本業ではなく副業ブログで強みを活かしています。
日本人は謙虚な方が多いため、「私に強みなんてない…」と自分を過小評価しがちです。
あなたも、「自分に強みなんてない…」と思っていませんか?
それ、勘違いです。あなたにも必ず「強み」があります。
なぜなら、「強み」とは誰もが必ず持っているものであり、あなた自身が気づけていないだけだからです。
グッドポイント診断は、客観的な視点からあなたの強みを判断してくれます。
私のように「違うところもあるなぁ」と思うかもしれませんが、それはあなた自身が気づけなかったあなたの「強み」かもしれません。
自分の強みが分かれば、あなたは新しい武器を手に入れたも同然です。
強みを上手くアピールして転職に成功できるかもしれませんし、私のように副業で成功を掴めるかもしれません。
この診断がきっかけで、あなたの人生が変わるかもしれないのです。
そう考えると、何だかワクワクしてきませんか?
リクナビNEXTへ無料登録を済ませれば、グッドポイント診断を無料で受けられます。
では早速、会社のためではなく自分の人生を生きるために、新しい武器を手に入れちゃいましょう↓
【終わりに】社会人は「何のために生きているのか」今一度考えた方が良い
会社のために生きることはなぜ良くないのか?について、対処法も併せて解説しました。
記事中でも述べた通り、「会社のために生きる」というよりも、「自分のために働く」と考える方が、結果的に仕事もプライべートも上手くいくようになります。
自分の人生を少しでも良くするためにも、会社のために生きるのではなく、自分のために生きていきましょう。