「自分軸で生きたい」と思ったとき、誰でも一度は「周りから嫌われてしまうのでは?」という不安を抱きます。
自分軸大好き・自己分析大好きの私からすれば「はい、100%嫌われますよ」というのが答えです。
しかし、嫌われても全く問題はありません。いえ、むしろ嫌われなければなりません。
本記事では、自分軸と嫌われることの関係を整理しながら、その本質を紐解きます。
最後まで読めば、「そういうことなら、自分も自分軸で生きていこう」と決心できますよ。
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【大前提】自分軸とわがままはまったく違う

そもそもの前提として、自分軸とわがままは同じではないので、混同しないように注意してください。
わがままは他人を無視して自分の欲望を押し付ける行為ですが、自分軸は自分の価値観を大切にしつつ相手も尊重する姿勢です。
関連記事 ⇒ 自分軸・わがまま・自分勝手の違いを表・図解で分かりやすく解説
下図をご覧ください。「わがまま」や「自分勝手」、「自分軸で生きる」という3つの要素をマトリクス図でまとめてみました。
縦軸が自己中心性、横軸が自分軸です。

ちなみに私は、自分軸・他人軸・わがまま・自分勝手を、それぞれ以下のように定義しています。
概念 | 行動基準 | 特徴 | 周囲への影響 |
自分軸で生きる | 自分の価値観・信念に基づく生き方 | 一貫性がある 他人に流されない 相手を尊重しながら自己主張できる | 信頼を得やすく、対等で健全な関係を築きやすい |
わがまま | 一時的な欲求や感情 | その場の気分を優先 相手を考慮しないことが多い 伝え方次第で誤解されやすい | 不快感や摩擦を生むこともあるが、自己理解のサインにもなる |
自分勝手 | 「自分だけ得をしたい」利己心 | 他人を犠牲にしてでも利益を取る 責任を取らない 一方的に行動する | 信頼を失いやすく、孤立や対立を招く |
他人軸 | 他者の価値観 周囲の評価・期待・常識 | 自分の意見より他人を優先 承認欲求が強い 相手に合わせすぎる | 自分を見失いやすく、ストレスや不満が溜まりやすい |
どうでしょうか?自分軸で生きることは、わがままや自分勝手と明らかに違いますよね?
「自分軸で生きるんだー!」と相手の価値観を一切無視したら、嫌われない方がおかしいことは分かると思います。
あなただって、あなたを一切尊重しない人間とは絶対に付き合いたくないはずです。
仮にそんな人間がいたら、即座に離れたり距離を置いたりするべきです。
そんな人間と1秒でもかかわっては、あなたの人生がもったいないですよ。時間=命です。
心理学では「自己決定感」「自己コントロール」が高い人ほど幸福度が高いとされています。
相手の都合を無視しまくる「わがままな人間」になるのではなく、「相手の価値観を尊重しつつ、自分の軸で生きる」という、幸福な人間を目指しましょう。
「嫌われる=孤独になる」という思い込みの正体

「嫌われたら、ひとりぼっちになってしまう…」と不安に思うかもしれません。ですが、心配無用です。
人間関係には必ず「終わり」があり、必ずしも悪いことではないからです。
ここでは、孤独への不安を解きほぐしつつ、冷静に人間関係を見直せる視点を提示します。
人は100%誰かに嫌われる
断言しますが、全員から好かれる人間はこの世に存在しません。
日本の誇る大スター、大谷翔平さんだってアンチが存在し、音楽史に名を残すであろう米津玄師さんにもアンチが存在します。
世間から「天才」「カリスマ」と称されるお二人でも、どうしても「この人、嫌い」と思う人が一定数いるんです。
でも、全くおかしいことはありません。
人間の価値観は文字通り十人十色。十人いれば十人の価値観があって、百人がいれば百人の価値観がある。
みんな価値観や考え方が異なるので、どこかで必ず反発や不一致が生まれるんです。
心理学者ユングも「すべての人に好かれる人間はいない」と述べています。
世間へ対してどれだけ「いい顔」をしても、みんなから好かれることはありません。
自分軸で生きようが他人軸で生きようが、100%誰かから嫌われることは覚えておきましょう。

どうせ100%嫌われるのですから、自分軸で生きたほうが良くないですか?
嫌う人よりも理解してくれる人が必ずいる
人は誰かに100%嫌われる。
これは事実ですが、一方で、あなたを理解してくれる人は必ず現れます。
自分軸を持つ人はブレがありません。
似たような価値観を持つ人から共感や信頼を得て、自然と仲間が集まります。
社会心理学の「類似性の法則」によれば、人は自分と似た価値観を持つ相手に親近感を抱きやすいとされています。
類は友を呼ぶというやつですね。
自分軸を貫けば「本当に自分にあった人」が近づいてきます。
こればかりは、自分軸で生きている人しか実感できないかもしれません。
ちなみに私は「友人」と呼べる人間が一人もいません。マジで誰もいません。
でも別に寂しいなんて思ったことはありませんし、「作ろう」と思ったこともないです。
一人が大好き・快適というのもありますが、「いずれ仲間ができるだろう」という確信があるからです。
仮にあなたがこれから自分軸で生きたとしても、理解してくれる人が必ず現れます。
他人軸だったあなたが磁石のN極だったとすれば、S極に変わった時点で、全く違う人を引き寄せてくれるんです。
離れていくのは不要な人間関係
自分軸で生きると離れていく人は、もともと自分に合っていなかった人です。
他人軸や世間の価値観に迎合していたときは、一見うまくいっていた関係だったかもしれません。
でもそれは、自分を偽っていた結果にすぎません。
最近は「人間関係の断捨離」という考え方が広まっていますよね?
これは本当に的を射ているなぁ、と個人的に思います。
無理に保つ必要のない関係を手放すことで、心が軽くなって、本当に大切な人間関係に時間とエネルギーを注げるからです。
これまでの価値観を手放して自分軸で生きれば、100%嫌われるのは紛れもない事実です。
場合によっては、現在の友人と疎遠になってしまうかもしれません。
先述のように、磁石の極が変われば、離れる人も引き寄せる人も変わります。
「離れていくのは、自分にとって不要な人だけ」と割り切りましょう。
あなたが今この記事を読んでいるのも、他人軸から自分軸へ、あなたの考え方が変わっているからこそです。

この時点で、人生が変わり始めていることに気づいてください!
離れていくのは、あなたにとって「不要な人間関係」ですよ。
自分軸で生きるメリットと人生の変化

「嫌われるのが怖い」と感じる一方で、それでも自分軸を選ぶ価値は本当にあるのか?と疑問に思うかもしれません。
結論から言えば、

あります!!!!!!(超でかい声)
むしろ「嫌われるリスクを取ってでも得られるメリット」が圧倒的に大きいです。
では、自分軸を貫くことでどのような変化が得られるのか?を解説します。
無理に合わせなくてよい自由
自分軸を持つと、他人に振り回されずに生きられます。
感覚としては、いい意味で他人が気にならなくなるという方がしっくり来るかもしれません。
「自分は自分、他人は他人」ときちんと線引きできるようになって、精神的なストレスが激減します。
世間の常識とか「こうあるべき」に振り回されず、自分のことは自分で決める。そして自分で責任をとる。

やってみると分かると思いますが、めちゃくちゃ幸福に感じますよ。
「自己決定感(自律性)の高さがストレス軽減や幸福度向上と強く関連している」ということは、心理学の『自己決定理論(SDT)』において広く実証されています。
優しいあなたは、今までさんざん世間の常識や「こうあるべき」に悩まされてきたかもしれません。
正直、他人に合わせるのって疲れますし、しんどいし、ストレスも溜まりますよね。
であれば、今すぐにでも「自分の軸で生きる」と決めて、小さな行動を始めてみませんか?
「無理に合わせなくてよい自由」は、あなたの人生にとてつもない幸福をもたらすはずですよ!
本当の自分を理解してくれる人と深い関係を築ける
自分軸で生きると、一時的に人が離れていっても、いずれは濃い人間関係を築けます。
変に自分を演じたり隠したりせず本音で関わるため、通常よりも信頼関係を築くのが早いと感じます。
私は起業家同士で集まっているコミュニティに属しているのですが、価値観が近い人たちだからか、すぐに仲良くなりました。
口には出しませんが、「自分で稼いで自由を手にするぞ!」という意気込みが強い方たちなので、私としても心強いですし、最高に居心地がいいです。

あ、別に友達とは思ってないです。向こうも思ってないと思います。
ちなみに心理学の「自己開示の法則」によると、自分の価値観を正直に示すほど、相手は心を開きやすくなると言われています。
「一時的に人が離れても本当の仲間に出会える」というのは、机上の空論や理想論ではなく、科学が証明してくれているんですね。
なので、安心して自分軸で生きていきましょう。
本当の意味で「自分らしく生きる」が手に入る
自分軸にしたがって行動し続ければ、本当の意味で「自分らしく生きる」ことができ、より幸福になります。
一方で、
「自分らしく生きているつもりが、なんだか満たされない」
こんな風に感じる人も少なくありません。
実際、周囲に合わせながら「自分らしさ」を演じているだけで、本当の価値観に従ってはいないというケースが多いのです。
本当に多い。マジで多い。
もしくは、自分の人生の目的が分かっていない状態だから、何か結果を手にしてもどこか満たされない状態なんです。
以下の図をご覧ください。この図は私が独自に作成した、自分軸で生きるための理論「MAP理論」です。
自分軸で生きるとは、「目的の軸」「行動の軸」「心の軸」の三本があって初めて成り立ちます。

では、ここで「目的」という軸がない状態を見てみましょう。中央部分はどうなるでしょうか?

お分かりでしょうか?
心が整っていて行動はできていても、人生の目的が見えていないから、前に進んでいるはずなのに「満たされない」。
まさに、「自分らしさ」を演じているだけで、本当の価値観に従ってはいない状態ですよね。
きちんと自分軸を確立して行動を続けていれば、本当の意味で「自分らしい人生」が手に入ります。
心理学の研究でも「本来の自分で生きること」と「幸福感」の間には強い相関があることが、複数のメタ分析で確認されています。
相関であって因果ではない点には注意が必要ですが、自分らしく生きることで幸福を感じられるのは、感覚的にも納得ですよね。

みんな自分軸で生きて、みんなで幸せになろうぜ!と心の底から思います。
「自分軸で生きると嫌われる?」よくある疑問に回答!

自分軸で生きる!と考えながらも、色々な疑問が出てきてあなたを足止めする可能性もあります。
そこで、よくある疑問に回答する形で、回答を書いていきます。
Q1. 自分軸で生きると、家族からも反対されるのでは?
家族からの反対はよくあることですが、それはあなたを心配しているからに過ぎません。
本気で自分軸を持って生きている姿を見せ続ければ、時間をかけて理解される可能性は十分あります。
ただし、相手の価値観を無視することはやめてくださいね。
Q2. 自分軸で生きたら、仕事を失うのではないか?
仕事の中には周囲に合わせる部分も必要ですが、すべてを犠牲にする必要はありません。
むしろ自分の考えを持った上で協働できる人材は重宝されることが多く、結果的に信頼を得やすくなります。
「できる範囲」で、自分軸を発揮していけばOKですよ!
Q3. 自分軸を持つと、自己主張が強くなりすぎませんか?
自己主張と自分軸は別物と考えてください。
自分軸とは「相手の価値観も認めた上で、自分の選択を尊重する姿勢」です。
強引に意見を押し通すのではなく、お互いに納得できるように話を進めるように気を付ければOKです!
少しずつ、自己主張できる場面を増やしていきましょ!
Q4. 自分軸を持つと、人との付き合いが面倒に感じます
その感覚は自然です。
迎合せずに関わると、表面的な関係が薄れていく一方で、心から居心地の良い人との関係が残ります。
無理に広げず、少数でも大切な人間関係に集中すれば問題ありませんよ!私なんて友達0ですよ!
Q5. 周囲から「冷たい人」と思われないか心配です
相手に合わせないだけで「冷たい」と受け取られることはあるかもしれませんね。
ですが相手の価値観を否定せずに誠実さを持って接すれば「こういう人なんだ」と認識されるようになるので大丈夫ですよ!
他人は絶対にコントロールできないので、仮に「冷たい」と思われてもお気になさらないようにしてください。
あなたはあなたでいいんです。
Q6. 自分軸を持ちたいけど価値観が分かりません
自分の価値観は一朝一夕では明確になりません。
日々の選択の中で「嬉しい」「心地よい」と思える瞬間を積み重ねることで、少しずつ浮かび上がってきます!
日ごろから、自分の気持ちをメモりまくるクセをつけておきましょう。

あなたが感じる感情は、自分軸で生きるためのサインであり、ヒントであり、材料です!!!
Q7. 自分軸を持つと、人に頼れなくなりませんか?
自分軸とは孤立することではありません。
むしろ自分を大切にするからこそ、本当に信頼できる相手に頼れるようになります。
自立と依存は両立するので、安心して助けを求めましょう!
そして、あなたもお相手を助けましょう!Win-Winの関係をお忘れなく。
Q8. 嫌われることに慣れるにはどうしたらいいですか?
最初は心がざわつきますが、ぶっちゃけ慣れます!
こればかりは慣れが必要としか言えないのですが、自分軸を貫くために心のケアを欠かさず行ってくださいね。
「心の軸」が折れると、目的に向かって行動しているのに、自分軸で生きることをやめてしまう原因になってしまいます。
目的に向かって行動しているのに、心が悲鳴を上げて行動をやめてしまう。いわゆる「挫折」です。


なので、日ごろから自分を大切にしてくださいね。
ところで、あなたの一番身近で大切な人は誰ですか?
友人?恋人?家族ですか?
確かにみんな大切かもしれませんが、まったく違います。
あなた自身です。
あなた自身を、何よりも最優先で大切にしていきましょう。
友人、恋人、家族は二の次、三の次です。第一に大切にすべきは「あなた」。

日ごろから自分を大切にしてくださいね。(超大事なことなので、二回言った)
まとめ
以上、「自分軸で生きると嫌われるのか?」というテーマを掘り下げてきました。
結論として、自分軸を持つことで100%誰かに嫌われるのは事実です。
しかし、決してマイナスではなく、むしろ「本当に合う人間関係を手に入れるチャンス」なのです。
最後にもう一度、要点を整理しましょう。
- 自分軸とわがままは別物
- 嫌われるのは避けられない
- 不要な人間関係は離れていく
- 理解者や仲間は必ず現れる
- 自分らしく生きることが幸福につながる
どうでしょうか?
「どう振舞おうと、他人から100%嫌われる。どうせ嫌われるなら、自分軸で生きていこう!」と思えませんか?
少しでもそう思っていただけたなら、私も本記事を執筆した甲斐があります。
最後に一言、言わせてください。
自分軸で生きようとして嫌われることは、自分が今目指しているところに進んでいる証拠です。
今まで他人軸ばかりだった自分が、ようやく「自分の人生」のために行動できた。
この事実に気づき、誇りと自信を持って進んでいきましょう!
あなたは、自分の人生を生きる素質を秘めています!