「何事もとりあえずやってみるといいって本当?」
「頭ではわかっていても「とりあえずやる」を実践できない」
「とりあえずやってみる精神がダメ・無駄になるパターンを知りたい!」
ビジネス書を読んでみると「行動が大事」「とりあえずやってみる精神が大事」という言葉をよく目にしますよね。
「結局のところどうなの?」と疑問に思っていませんか?
結論、「ビジネスに限らず何かで成功したいなら、とりあえずやってみる精神は必須ですよ!」と声を大にして言いたいです。
本記事では「とりあえずやってみる精神」を継続し、副業からフリーランスとして独立した私が、下記の内容を解説します。
記事を読み終える頃には、とりあえずやってみる精神を実践できるようになり、成功への一歩を踏み出せますよ。
ぜひ最後までお読みください。
とりあえずやってみる精神が最強な5つの理由
「そもそも、とりあえずやってみる精神って、そんなに重要なの?」という疑問にお応えします。
理由を知って納得できれば、とりあえずやってみる精神を身につける意欲がより強くなるはずです。
とりあえずやってみる精神が最強な理由として、次の5つを詳しく解説します。
理由1.素早く行動できる
とりあえずやってみる精神を心がければ、何事も素早く行動へ移せます。例えば副業の場合、方法を知った時点で「とりあえずやってみるか」とすぐに行動できます。
私やブログやWebライターといった稼ぎ方を教えている立場にありますが、はっきり言って9割以上の人は方法を知っても行動しません。
言い換えると「とりあえずやってみるか」と行動するだけで、上位10%には食い込めるわけです。
散々使い古された言葉ですが「行動力があって、行動を継続できた人が成功できる」というのが世の中の真理です。結局、世の中の9割以上の人は行動しないので、素早く行動するだけで大きなアドバンテージとなります。
とりあえずやってみる精神で、ぜひ素早く行動することを心がけてみてください。
少しでも行動している時点で、全く行動しない人と圧倒的な差がつきますよ。
理由2.経験から学びが手に入る
とりあえずやってみるかと行動すれば、実際の経験に基づいた学びが手に入ります。本や動画で学ぶだけでは手に入らない、今の自分に必要なフィードバックが得られるからです。
例えば、筋トレの本を読んで「とりあえずやってみよう」と体を動かすと、できる部分・できない部分が明確に分かります。できない部分を把握した上で重点的に練習すれば、より効果的なトレーニングを実践できるはずです。
本や動画を見るだけでは、表面的な学びにしかなりません。
しかし、学んだことを「とりあえずやってみるか」と実践するだけで、本では決して得られない、今の自分に必要な情報も手に入るのです。
百聞は一見に如かず、百見は一経験に如かず、というのが私の持論です。
本や動画 + 経験から手に入る学びという両輪で、学習効果を高めていきましょう。
理由3.習慣化につながる
「とりあえずやってみる」を毎日継続していると、新しい習慣が身につきやすくなります。脳は現状維持を好むため、毎日行っている作業を続けないと、気持ち悪さを感じるためです。
例えば、朝起きてすぐに顔を洗わないと、気持ち悪さを感じませんか?気持ち悪いと感じる理由は「朝起きたら、すぐに顔を洗う」という一連の流れが、すでに習慣として根付いているためです。
「とりあえずやってみよう」と毎日読書を続けていれば、読書するのが当たり前となり、習慣として根付く可能性があります。
毎日続けることが大前提ですが「とりあえずやってみる精神」は、習慣形成にも役にたつのです。
理由4.新しいチャンスを掴める
とりあえずやってみる精神で行動すれば、新しいチャンスを掴むきっかけになるかもしれません。チャンスに恵まれる機会は、行動量に比例するからです。
例えば、とりあえずブログを始めて得意なことを発信し続けたことで、企業から広告掲載のオファーが来るかもしれません。同じく、とりあえず参加した副業セミナーで新しい出会いがあり、一生のビジネスパートナーと出会えるかもしれません。
本や動画で学ぶだけで満足していては、チャンスは目の前には現れません。チャンスは目の前に現れるものではなく、自分で行動して見つけていくものです。
新しいチャンスを掴むためにも、とりあえずやってみる精神で行動を積み重ねていきましょう。
理由5.自信がつく
とりあえずやってみると行動を継続すれば、徐々に自信がついていきます。行動の継続が成功体験を積み重ね、結果として自信がつくからです。
例えば、とりあえずやってみる精神でブログを毎日書けば、初めは上手くかけなくても、少しずつ文章を書くことに慣れていきます。文章を書くことに慣れれば執筆スピードも上がり、以前よりもブロガーとして自信がつくでしょう。
自信がつけばさらに行動への意欲が湧いて、必然的に行動量も増えていきます。とりあえずやってみるという小さな一歩が「行動 → 成長 → さらに行動する」という好循環のきっかけになるわけです。
自信があるから行動できるのではありません。行動するから自信があるのです。
「自分には自信がない」と感じている人こそ、とりあえずやってみる精神で行動を積み重ねていきましょう。
【今日からできる】とりあえずやってみるを実践する4つのコツ
「とりあえずやってみるのが大事」と頭では分かっていても、なかなか実行できない…という方もいるかもしれません。
とりあえずやってみる精神を身につけたい方は、次の5つのコツを押さえて、少しずつ行動を変えてみてください。
実践のコツ1.5分でいいから時間を作る
まずは、何か新しいことを始めるために5分だけ時間を作ってみましょう。多くの場合「時間がない」と感じてしまうことが行動の妨げになっているからです。しかし、実際には、1日の中で5分程度の時間はどこかにあるはずです。
例えば、どんなに忙しい社会人でも以下の3つの方法で時間を捻出できます。
- 早起きする
- 仕事の休憩時間を使う
- 趣味の時間を我慢する
朝の時間・仕事の休憩時間・趣味の時間でそれぞれ5分確保できれば、1日15分は確保できる計算です。そして確保できた時間を使って「とりあえずやってみる精神」で何か始めてみましょう。
例えば、勉強・読書・瞑想・軽い運動など何でもOKです。私の場合、隙間時間に勉強や副業を実践することで、毎月1000円くらいのペースで収入を上げていきました。
とりあえずやってみる精神で新しいことを始めるのは素晴らしいのですが、そもそも時間を確保できないと何もできません。よって、まずは1日5分だけでも自由な時間を確保してみてください。
実践のコツ2.とにかくハードルを下げる
とりあえずやってみる精神を身につけるために、始めるまでのハードルをとにかく下げましょう。始めるまでのハードルが下がれば、行動しやすくなるためです。
例えば、1日1時間勉強するとなると、少しハードルが高く感じますが、1日5分だけ勉強、もしくは1日1ページだけ本を読むとなればどうですか?
「1日1ページ本を読むくらいなら、自分にもできそう」と思えてきませんか?
新しいことを始める際は、このように「自分にもできそう」と思えるほどハードルを低くしましょう。
コツとしては、具合が悪くても実践できるレベルにハードルを低くするくらいがおすすめです。私の場合、次のようにハードルを低くすることで、とりあえずやってみる精神を養っていきました。
- 1日1回パソコンを開く(副業習慣)
- 1日1回ダンベルを上げる(運動習慣)
- 1日1回本や参考書を開く(勉強習慣)
極端にハードルを低くすれば、多少面倒に感じても「これくらいならやってみるか」と重い腰が上がります。
1分やるつもりが5分、10分もやってしまった…ということもよくあるので、ぜひハードルを低くして取り組んでみてください。
実践のコツ3.記録をつける
とりあえずやってみる精神で何か行動できたときは、記録をつけておきましょう。記録をつけていくと行動が継続しやすくなり、結果として「とりあえずやってみよう」という考えがクセづくからです。
例えば、とりあえずやってみようと読書ができた場合、手帳やカレンダーにシールを貼るという方法があります。シールがない場合は、◯をつけるのもいいかもしれません。達成できたことが手帳やカレンダーを見るだけで分かれば、形式は問いません。
私の場合は、Googleスプレッドシートを使って習慣を記録しています。
ふと記録を見返してみると「ここまで継続できたのだから、習慣が途切れないようにしよう」という意欲が湧いてきます。
習慣が途切れないように自発的に工夫できるため、何かを習慣づけたい場合には記録をとるのが非常におすすめです。とりあえずやってみる精神を身につけるためにも、ぜひ記録をつけて「とりあえずやってみるマインド」を育ててみてください。
実践のコツ4.失敗してもOKの精神で動く
「とりあえずやってみる」を実践するに当たっては「失敗してもOK」という精神で動きましょう。失敗を過剰に怖がっては、全く行動に移せなくなるからです。
例えば「とりあえず副業をやってみよう」と思っていても、失敗を怖がりすぎるとブレーキがかかって行動できなくなります。特に完璧主義の人に多いのですが、完璧なものはこの世に決して存在しないため、完璧を目指すほど無駄なことはありません。
失敗を怖がって何もしないのが一番の失敗だと考えましょう。
「とりあえずやってみよう」と実際に行動してみると「意外と楽しい」「失敗しても怖くない」など、色々な学びが得られます。
とにもかくにも、まずは行動。失敗してもOK、むしろウェルカムという精神で行動に移していきましょう。失敗を前提に行動するクセがつけば、失敗への恐怖が薄れてきて、他の物事に対しても「とりあえずやってみよう」と思えるはずです。
ただし、挑戦するリスクがあまりに大きい場合、とりあえずやってみる精神が裏目に出るため要注意です。リスクが許容できない場合は、とりあえずやってみるよりも慎重に判断しましょう。
とりあえずやってみる精神がダメ・無駄と言われる4つのケース
「とりあえずやってみる!」と素早く行動することはとても大切なのですが、フットワークの軽さが裏目に出るケースもあります。
特に次の4つのケースは、とりあえずやってみる精神を避けたい例です。
ダメ・無駄な例1.会社で仕事をする場合
会社の仕事では、とりあえずやってみることが裏目に出ることがあるため注意しましょう。「とりあえずやってみよう」と勝手な判断で動けば、会社に迷惑がかかることも少なくないからです。
例えば、何の相談もせずに勝手に行動して大きな失敗をすれば、組織全体に迷惑がかかることは想像しやすいですよね。サラリーマンは組織の一員としての働き方が求められます。
会社で「とりあえずやってみる精神」で行動する際は、周りへの配慮も忘れないでください。
私の場合、今までの業務経験を通して、自分の裁量でできる仕事のみ「とりあえずやってみる精神」を実践していました。自分で判断がつかない場合は、上司に相談してどう動くか決めていました。
いずれにしても、会社員の働き方では「とりあえずやってみる」が裏目に出ることがあるため注意しましょう。
ダメ・無駄な例2.行動から何も学ばない場合
「とりあえずやってみよう!」と即行動に移す人は素晴らしいですが、行動から何も学ばなければ無駄な行動です。そもそも、とりあえずやってみる精神は、さっさと行動して経験値を得ることが目的だからです。
例えば、とりあえずやってみる精神でブログを毎日書くのは素晴らしい取り組みだと思います。ところが、反省や分析など何もせずに、ただ毎日記事を書くだけでは、なかなか成果が出ないのは目に見えています。
とりあえずやってみる精神で何かを実践する際は、ただ行動するだけではいけません。
- ちゃんと成果が出ているか?
- 出ていないとしたらなぜか?
- 実践した方法は正しいのか?
- 正しくないとすればどうするか?
など、あらゆる面で反省や分析をすることが大切です。
行動を繰り返すことを目的とするのではなく、行動して得た経験を活かして、成功へ進むことを意識しましょう。
ダメ・無駄な例3.リスクが高すぎる場合
リスクが高すぎる場面においては、とりあえずやってみる精神で挑むのは避けましょう。とりあえずやってみる精神を発揮するのは、小さなリスクを背負う場合だけで十分だからです。
例えば、副業を始める際にいきなり大金を投じる必要はなく、低予算・低リスクで始めるだけでも十分に成果は出せます。事実、ブログは月1,000〜1,500円程度の費用で始められますが、月100万円以上稼ぐ個人ブロガーも少なくありません。
私がフリーランスとして独立できたのも、ブログという低予算・低リスクで始められるビジネスがきっかけでした。とりあえずやってみる精神は、低リスクの場面で発揮するだけでも十分に成果を出せるわけです。
そもそもの話、とりあえずやってみることは、小さく行動することと同じです。小さな行動である以上、得られるリターンは当然小さくなります。
リターンが少ない以上、わざわざ大きなリスクを抱える必要はありません。
ダメ・無駄な例4.行動する目的が不明確な場合
目的が伴わないまま「とりあえずやってみる精神」で行動しても、無駄に終わる可能性があります。もちろん「とりあえずやってみる精神」を養う意味では、行動することは有効かもしれません。
ところが、目的がなければ成果を得るのが難しいのも、また事実です。
例えば、とりあえずやってみようと英語を学んでも、目的がなければモチベーションが続かず、成果を出せないまま挫折します。
私も以前、英語を学ぼうとテキストを購入しましたが、1周しただけで挫折しました!
確かに、何事も「とりあえずやってみる」という気持ちで取り組むことは重要です。
しかし、自分で行動を選べる場面においては、自分の人生の目的に合致した行動を選ぶのが得策ではないでしょうか?
例えば、
- 収入を上げたい → 副業する
- 痩せたい → 運動する
- キャリアアップしたい → 資格の勉強をする
など、達成したい目的に合わせて行動を選ぶと、継続しやすく成果も出しやすいと思いませんか?
「とりあえずやってみる」と即行動する姿勢は素晴らしいのですが、行動の前に今一度、目的についても考えてみてください。
まとめ
本記事では「とりあえずやってみる精神」について、重要性や実践するコツ、ダメな事例をまとめて紹介しました。
少しでも有用と感じたら、ぜひ今日から実践してみてください。
ただし、次の4つはダメな例・無駄な例であるため注意しましょう。
ダメな例を踏まえつつ、実践できそうな場面では「とりあえずやってみる精神」で積極的に行動していきましょう。